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2002/04/12
女性議員アフガン/パキスタン訪問団が帰国報告
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 岡崎トミ子参議院議員議員を団長とした民主党女性議員アフガニスタン/パキスタン訪問団が8日間の日程を終え、12日に帰国した。

 党本部で帰国会見をした岡崎議員は、「皆さんのおかげで大変素晴らしい訪問をすることができた。与党では決してできない民主党独自の外交を展開できた」と述べ、充実した訪問だったことを報告した。

 一行は6日、パキスタンのイスラマバードに入り、女性の自立生活を支援している2つのNGOを訪問。民主党が行ったアフガニスタン難民支援募金からそれぞれのNGOに5000ドルずつ寄付した。岡崎議員は、この寄付が子供たちの教育のために大いに役立つのではないかと期待を表明した。

 また、ペシャワール会の中村哲医師を訪ね、同会の10カ所の診療所で年間計約30万人が診療を受けていること、干ばつが深刻化していること、同会が子供たちに対して農業を組み合わせた教育に取り組んでいることなどの説明を受けた。

 7日にカブールに入り、市内を視察。駒野臨時代理大使にアフガニスタンの状況について話を聞いた。

 8、9日、ユニセフ、学校や病院などの施設を訪問。教育の必要性や病院の衛生面の改善など、課題が山積していることを痛感したという。8日、ヤフィヤ国際関係担当特命大臣にアフガニスタン震災復興支援金3万ドルを寄付。

 10日、地雷の被害防止の住民教育を1990年以降すでに550万人に対し実施しているNGOのOMARによる地雷除去作業現場を視察。地雷の除去と被害を減らすための教育はこの国における緊急課題であると改めて確認した。

 さらに、シマ・サマル女性相を訪問し、女性の人権の問題、子供たちの教育の問題、既婚者の女性の生活支援・教育、性に関する女性の健康と権利について意見交換を行った。

 報告の最後に岡崎議員は、現地での数々の協力や歓迎に感謝を表明するとともに、アフガニスタン支援活動の中で、様々な形で女性の活躍が目立っていることに今後への期待を感じたと感想を述べた。

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