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2009/03/28
政権交代への期待の大きさを実感 山口市での会見で鳩山幹事長
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 鳩山由紀夫幹事長は28日夕、山口県山口市内で記者会見を行い、質問に答えた。会見には、たかむら勉・山口1区総支部長も同席した。

 鳩山幹事長ははじめに、本日山口4区、1区を回った感想、印象を問われ、小沢一郎代表の秘書の件で民主党への冷たい風が吹き荒れてると思われたが、政権交代を望む大きな思いのもとに、辛抱強く支えてくださっている多くの方々に出会ったと報告、山口県民のみならず観光客を含め全国的な声として応援を受けたと謝意を示すとともに、政権交代への期待の大きさ実感したと述べた。

 高速道路が本日より3割引きとなったことについては、「どうせやるならただにすればいい」と改めて主張したうえで、雇用が厳しい情勢であり商売をする人への配慮が必要であるとして、観光客を対象とする政府政策と民主党が掲げる高速道路無料化政策によって産業界に与える影響による経済波及効果の違いを強調。また、ETC設置を義務付けしている政府政策についても何らかの利権との関連があるのではないかと指摘した。

 次に、「小沢代表続投に対して批判的な声があるが、理解を得るには何が必要か」との質問には、多額の献金であることに対する不信感、結局民主党も自民党と同じで見返りを得ているのではないかとの疑いに対して徹底的に説明する必要性を明示。どういうところ政治資金を使っているかをもう少し詳しく話す必要があるとして、長年にわたって実績を積み上げてきている海外の若者を招いての草の根交流の経過や予算なども含めて説明すべきだと話した。「決して私欲のためにやましいことをしたことはありえない」と明言したうえで、「そのことをどう国民の皆さんに信じてもらえるのか、全党挙げて訴えていくしかない」とも語った。

 また、「起訴された大久保秘書が容疑を認め始めている」との報道は嘘であると指摘し、検察の捜査のあり方を批判するとともに、検察の情報リークとそれのみを鵜呑みにして報道が繰り返される現状を問題視したうえで、無実であることは裁判を通じて訴えていくと主張した。

 鳩山幹事長は、小沢代表のもとで総選挙勝利のために態勢を建て直し、努力している姿を見せること必要だと強調。「一丸となって戦っていく姿を訴え、政権交代が十分可能だという状況をつくっていくことが必要であり、そのことを真剣に考えているのは代表自身である」とも述べた。

 そのうえで、自民党との違いとして、民主党は、政治のカネの問題に関して、企業・団体献金の禁止など一定の結論を導いていく考えを表明。また、最大の違いは官僚主権、中央集権的な自公政権に対して、地域主権という大きな国替えを考えていると主張、地方を衰退させたのは自民党であり、地域を活性させるために民主党は地域が上位に立つような国のあり方を考えているとした。保守王国と言われる山口においても、「政治とは生活である。」という観点のなかで地域主権、国民主権の政治をつくる必要性は理解されるはずだとの認識を明示した。

 たかむら総支部長は、保守王国で戦う意義について、民主党に入党して戦う決意をした理由は、「地域主権の国をつくるため」というその一点だと主張。「政局を語るより目線を国民の側に向けていく、永田町で政治を行われるのではなく、国民の生活にこそ政治はあるという思いのもと、国民の声をきくことが政治の役割だという政治姿勢を貫き、国民生活のために戦っていく決意を新たにした」と力強く語った。 

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