トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2009/03/28
新しい政治がのぼる未来をつくっていこう 鳩山幹事長、三浦・山口第3区総支部長と訴える
記事を印刷する





 鳩山由紀夫幹事長は28日夜、山口県宇部市内で開催された三浦のぼる・山口県第3区総支部長主催のパーティーに参加。三浦総支部長とともに街頭演説後に会場にかけつけ、400人近くの聴衆を前に「新しい政治が『のぼる』未来をつくっていこう」と民主党への支援を訴えた。

 三浦総支部長は冒頭、小沢一郎代表の公設第一秘書が起訴された問題に言及。表から見れば、なぜあのような多額の政治献金を受けていたのかという疑念があるかも知れないが、一方裏から見ると、なぜこの時期に小沢代表だけがという疑念が出てくると述べ、「事実と真実を分けて考えるべき」だと説いた。

 「日本はメディアリテラシーに関する教育が欠けている」と指摘。マスコミ報道が全て正しいわけではないという、情報を読み解く力が必要だと主張、リーク情報により世論が誤った方向に形成される可能性があるとして、冷静に情報を見極めてほしいと呼びかけた。

 そのうえで、三浦総支部長は、自らが政治家となり「政治に対する信頼を取り戻したい」と表明。政治とカネの問題をクリーンにすること、不正をなくすこと、ムダ遣いの撤廃に向けての熱い決意を語った。

 特別ゲストとして紹介され、恐縮しながらも笑顔で登壇した鳩山幹事長は、大勢の参加者に感謝の意を表明。自身の初当選が39歳だったことを明かし、同じ30代、38歳の三浦総支部長の若さが必要だと主張、菅直人代表代行の故郷である宇部で、その思いを受け継ぐ三浦総支部長とともに世直しをしてほしいと訴えた。

 続いて鳩山幹事長は、小沢代表の問題により、ご心配、ご迷惑をおかけしたと陳謝。そのうえで、この問題についてジャーナリストの田原総一郎氏が雑誌対談のなかで、「(起訴事実が、当初の逮捕容疑である)政治資金収支報告書の虚偽記載のみであれば検察の大敗北であり、検察は大久保秘書、小沢代表に対してもっと大きな容疑を探している」と発言していたことに触れ、検察の大敗北であると改めて指摘するとともに、本来は修正報告で済む話であると検察の捜査のあり方に疑問を投げかけた。

 また、大久保秘書が容疑を認めたとする一部報道は嘘であり、巧みな検察のリークにより国民の意識を動かすことを懸念していると批判。そのような状況のなか、小沢代表本人が官僚主導の政治を国民主導の政治にするため、国民の声が届く政治の実現に向けて代表続投を望んでいるその意思を尊重したと説明した。

 そのうえで、検察のリークなどに負けず、正義を正していくため、民主党として努力する必要があると述べ、霞が関の思いを打ち砕き、官僚主導から国民主導の政治を実現し、政治を正しい方向に導いていくと表明。一方、多額の政治献金をどう使っているのか、後ろめたいことがないことを必要であれば小沢代表自身が改めて説明するべきだとも語った。

 鳩山幹事長はまた、小沢代表が中国や米国、貧困に苦しむ国々や貧困層の若者を日本に招くなど、草の根交流を長年にわたって積み重ね、ある意味で日本の外交を支えている側面があると紹介。シカゴの貧しい子どもたちを日本に招き、研修をさせるなどの取り組みを小沢代表が行っていることを伝え聞いた米国のオバマ大統領から、就任当時に「小沢代表に会いたい」とのメッセージが届いたことも明かし、自分自身の力で国際的な日本の立場をつくり出すため、浄財を活用している実態に触れた。

 また、政治とカネの問題について民主党は、企業・団体献金を禁止する方向で成案を得ようと努力しているとも語り、その活動を通じて民主党への信頼回復を目指すとした。

 最後に鳩山幹事長は、民主党の一丁目一番地は地域のことは地域の思いで決められる国にすることだと強調。本当の意味での地方分権の実現、地域が元気な国づくりに向けて、若さあふれる三浦総支部長とともに新しい政治がのぼる未来をつくっていこうと呼びかけ、挨拶を締めくくった。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.