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2009/04/02
首相の解散示唆発言に「一日も早い解散を求める考えに変わりはない」輿石参院会長
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 輿石東参議院会長は29日午後、国会内で記者会見を行い、小沢一郎代表の西松献金問題に対する検察とマスコミのあり方、麻生首相の補正予算と解散についての発言や今後の国会対策として党三役懇で確認されたことなどについて記者団に語った。

 はじめに輿石参院会長は、同日の朝日新聞に掲載された「『西松献金捜査』と責任」と題された、「マスコミがこぞって悪の代名詞のように連日報道するこの国は、どこまでレベルの低い国になったのか?日本の未来が心配になります」、「総選挙に勝利して政権交代を果たすことが政治に携わる人間の本当の責任の取り方と思います」とする読者の声を紹介。輿石参院会長は、「辞めるだけが責任の取り方ではない」と感想を語った。

 また一昨日の朝日新聞の社説で、「このまま沈んでいいのか民主党」という社説に触れ、「民主党が駄目になるのはいいが、国民の皆さんが不幸になる。政権交代をしなければどうにもならない」という論調に対して、輿石参院会長は、「小沢代表を先頭にして政権交代に向けて一糸乱れずやっていく。これは民主党のためでもなく、小沢代表のためでもない。今こそ政権交代なくして日本の再生はあり得ないと思っている」との考えを強調し、「次期総選挙においては、政権交代是か非かという選択を頂くことになる」と語った。

 さらに麻生首相が昨日会見で09年度補正予算を示し、野党の出方次第で衆院の解散もあり得るとの考えを示唆したことに対して輿石参院会長は、「我々は早期解散が党の既定方針であるから、一日も早く衆院の解散をしてもらう考えに変わりはない」と応酬し、「補正予算案の中身を見てみないと何とも言えないが、早期解散となり得るなら、そうゆう戦術もとっていく」との考えを示した。

 次に輿石参院会長は今後の国会運営について、(1)政治改革制度、「政治とカネ」の改革として、企業・団体献金を禁止する方向でまとまっていく、(2)緊急経済対策の独自案を来週中には提出する、(3)雇用対策も与党との違いをはっきりと明確にさせていく、(4)政治と宗教の問題を中心に進めていく考えを三役懇の場で確認したことを報告。
 
 政府・与党の提出する補正予算案について問われた輿石参院会長は、「麻生内閣では何を出して来たって本当の景気対策にはならない。なぜならば、麻生内閣自体が国民から信用されていないからだ」と断じ、民主党が提案する景気対策の方がより良いものになると自負した。

 続いて、小沢代表の西松献金問題で検察側がマスコミに対して意図的に情報をリークしていることに対して、輿石参院会長は、「24日から26日にわたってテレビや新聞の報道で大久保秘書が自白をしたとか罪を認める供述を始めたというような検察の情報をマスコミが(誤報にも拘らず)一斉に流した」と厳しく非難するとともに、検察、報道のあり方に予算委員会で正していく必要性があるとの認識を強く表した。

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