5日午後、鳩山由紀夫幹事長は松阪市入りし、三重県第4区の森本哲生衆議院議員と街頭で訴えた。
森本議員は、国会では総務委員会と国土交通委員会に所属し、このたび67回目の質問に立ったと報告、「一期の新人としてしっかりやらなければならないことをしっかりこなす。国民生活の安定、安心して暮らせる政治を目指す。とにかく政治への信頼を取り戻していく」と述べた。
天下りと称して一部の人に利権が流れる仕組みが存続し続け、税金のムダ遣いが問題となっていると指摘し、「地方分権で、国の権限をしっかり地方に渡さない限り、直っていかない」として、小沢代表のような強力なリーダーシップのもとで日本を変えることが必要だとした。また「敬天愛人。天を敬い、感謝をしながら人を愛する政治家として育っていきたい。一人でも多くの人が幸せになることを願って取り組む」と今後の抱負を語った。
鳩山幹事長は、北朝鮮による飛翔体が打ち上げられたことについて、「飛翔体が何であったとしても国連安保理決議違反だ、けしからんことをしてしまったなという思いで、断固抗議を北朝鮮にしなければならない」と表明。同時に、昨日の誤報が国民の皆さんにもたらした大きな影響を、政府は深刻に考えるべきだという見解を示し、「謝って済む簡単な話ではない」と批判。日本の安全保障体制がしっかりとしたものであることを見せるチャンスだという思いが募りすぎてのフライングではないかとした。
そのうえで「二つの誤りを犯すことは本来あり得ない。日本の安全保障に対して大変大きな不安を投げかけた」として、再発防止の仕組みを作るよう要請。「ダラカンの政治がこのような失態をもたらした」と述べ、政治を大きく変えることが必要だと強調した。
鳩山幹事長はまた、定額給付金の支給について、地元のためにお使いいただければという思いを示すとともに、それなりに恵まれた人にもお金が配られる例を挙げて、景気対策の効果には疑問が残ると指摘。社会保障費を官僚の言いなりで削るなか、貴重な2兆円の財源をこのように使うことの是非を、総選挙のときに問うべきだという考えを示し、「党利党略と官僚任せの政治に終止符を打とう」と民主党への支持を求めた。
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