党農林漁業再生本部(本部長:山田正彦衆議院議員)は7日夕、国会内で「生産現場と消費者の声を民主党農政に届ける会(仮称)」設立準備会を開き、山田議員はじめ、同本部代理で『次の内閣』ネクスト農林水産大臣の筒井信隆衆議院議員らが参加し、生産者や生産組合代表の皆さんや食の安全・安心に関心を寄せる消費者団体のみなさんと意見交換した。
民主党ではかねてから現場の声を聞くことをモットーとし、各地での視察やヒヤリングを重ねてきた。そうしたなかで今年2月、全国で産直に取り組む生産者でつくる全国産直産地リーダー協議会の方々と小沢一郎代表が懇談した際(下記関連記事参照)、参加者の方から「継続的に生産者や消費者の声を民主党に届けられる仕組みを設けてほしい」との提案があり、その提案を受けて会は実現したもの。
民主党の呼びかけに対して、同日の準備会には全国から60近い、個人・団体が参加。民主党ではこの会を通じて得た意見を民主党の食料・農業・環境政策に反映させ、生産者が意欲をもって生産に取り組み、食の安全・安心の確保を通じて、自給率の向上と自給力の強化、農業生産の安定確保、農村集落の維持・再生を実現することを目的としている。
準備会は党農林漁業再生本部事務局長の郡司彰参議院議員の司会で進められ、冒頭挨拶に立った山田議員は「北海道から九州までご参加いただき、ありがとうございます」と謝意を示したうえで、「生産現場や消費者のみなさんの声を直接民主党の農政に反映させなければならない」と述べ、現場の実情に即した政策実現に力を貸してほしいと呼びかけた。
参加者全員の簡単な自己紹介に続き、会則に関して確認・了承を行うとともに、世話人を選出。
続いて、「民主党の農政に厳しい声を届けてほしい」と前置きしたうえで、民主党の農林水産政策について筒井議員が説明に立ち、通常国会冒頭に衆議院に提出している「農林漁業及び農山漁村の再生のための改革に関する法律案」(略称:農山漁村再生法案)に民主党の考え方は集約されていると述べるとともに、近々審議入りすると報告。同時に民主党農林水産政策大綱「農山漁村6次産業化ビジョン」について語り、それらを踏まえて、今後の会あり方等について議論した。
会にはネクスト農林水産副大臣の高橋千秋参議院議員はじめ、主濱了、ツルネンマルテイ、大河原雅子、舟山康江、川上義博各参議院議員、北神圭朗、福田昭夫、佐々木隆博、高井美穂、大串博志各衆議院議員も参加した。
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