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2002/04/22
参院議員総会、議長選挙で倉田氏投票を了承
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 公共事業口利きにより業者から6千万円余を不正に授受した疑いを持たれている井上裕参議院議長の辞任が22日午後の本会議で許可され、新議長に自民党・保守党所属の倉田寛之氏が与党2会派と民主党・新緑風会、社民党・護憲連合の投票多数により選出された。議長が任期途中の不祥事により辞任するという前代未聞の事態を受けての議長選挙。与野党主要会派の合意で正副議長を選出してきた慣例が約30年ぶりに崩れた。

 本会議に先立って行われた民主党会派の議員総会で角田義一会長は「第一党から後継議長を出すことは了解しているが、不祥事による議長交代である以上、清廉潔白な人でなければ困ると強く要請してきた。結果的に、第一党で清廉潔白な人を探すのに時間がかかったようだ。こういう事態の中で他の野党会派では独自候補に投票する動きもあるが、今までの伝統もあり、野党統一候補を立てることはしなかった」「新しい議長のもとで(井上前議長の疑惑解明のための)証人喚問をきっちりやっていくことを与党にも強く申し入れてある」と経過報告。民主党会派として倉田寛之氏に投票することを議員総会参加者全体の拍手で了承した。

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