トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2002/04/22
「首相は他人事でいいのか」参院議長辞任問題で羽田特別代表
記事を印刷する

 民主党の羽田孜特別代表は、22日の定例会見で、同日辞任した井上参院議長の公共工事受注にからむ裏金疑惑について、「きちんと解明しないと国会が機能しなくなる」と指摘し、疑惑解明のための特別委員会の設置が必要だとの考えを明らかにした。

 羽田特別代表は、井上議長の辞任について「良識の府の議長がカネにまつわる疑惑で辞める。政治腐敗も極まれり、だ」と厳しく言及。「この問題を解決しないと、もはや日本の国会は機能しなくなる」と危機感も露わに述べるとともに、首相の対応についても触れ、「どうも他人事のようで、本当にこの問題を解明して新しく出直すという決意が感じられない」と批判した。

 また、21日に首相が靖国神社を参拝したことについて、「(総理は)自分は戦争を美化しているわけではないと弁明しているが、そんなことは誰も思っていない。ただ、A級戦犯と一般兵が合祀されていることがいろんな国に影響を与えている。(日本と戦争をした国々では)一般の人々がいまだに傷ついたままでいる。(参拝によって)その傷がえぐられるような思いなのだろう。なぜそういうことへの配慮がないのか」と厳しく指弾した。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.