鳩山由紀夫幹事長は、10日午後の定例記者会見で、昨日9日の政治改革推進本部の役員会で、企業・団体献金の全面禁止の方向性が打ち出されたことに関して、「党内をまとめ、6月3日までの会期内に成立を図っていきたい」として、成立に強い意欲を示した。
今国会で成立しなかった場合でも、政権交代を果たした際には「真っ先に成立させたい」と語り、個人献金中心の、企業・団体献金のない新しい政治文化をつくりたいとした。
また、同日、天皇皇后両陛下がご成婚50周年を迎えられたことに触れ、「誠におめでたく存じ上げる」と祝意を述べた。そのうえで、「理想のご夫婦のようでお互いをいたわりあわれているお姿、和を大事にする精神がこの国を再生するのではないか」との感想を披歴した。
さらに「政治・検察・報道のあり方に関する有識者会議」について、第1回目の会合が明日11日午前に開かれることを明らかにした。
鳩山幹事長は、記者から政府の経済対策について問われ、「昨日まで10兆円と言っていたものが15兆円になった。大盤振る舞い、あとは野となれ山となれだ。族議員の跳梁跋扈の結果だ」と切り捨てた。
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