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2009/04/10
政府の「子育て応援特別手当」は何の効果も期待できない(談話)
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民主党『次の内閣』              
子ども・男女共同参画担当 神本美恵子

 本日、麻生総理は「経済危機対策」を発表した。その中の「子育て応援特別手当」は、平成21年度に限り、3才〜5才の子ども(約330万人)がいる世帯に年一回限り3万6000円を支給するもので、20年度第2次補正において3才〜5才児の第二子以降(約160万人)を対象に実施された手当を第一子まで拡充するものである。
 しかし、なぜ3才〜5才児だけが対象なのか、なぜ単年度措置なのか、なぜ3万6000円なのか、どのような効果があるのかなど、まったく意味不明である。年齢を限定した一回限りの支援では、安心して子どもを産み育てる環境など到底できるはずはない。日々成長する子どもへの支援は、継続した安定的なものでこそ、見通しを持って子育てができ、その成果が出てくるものである。恒久的な制度で子育て支援をしようとしない政府の考えでは、何の効果も期待できないことは明らかである。
 
 民主党は、チルドレンファーストで子どもの育ちを応援する政策を掲げてきた。その中でも、経済的支援を子育て支援の重要な柱と位置づけ、2007年の参議院選挙マニフェストから、保護者の所得水準に関係なく0才から中学校卒業までの子ども(約1800万人)に、出生順位に関係なく一人当たり月額2万6000円(年額31万6000円)を支給する、総額5兆円規模の「子ども手当」の創設を提案している。

 一部報道では、政府・与党が「子ども手当」を支給などというが、民主党が提案する「子ども手当」とはまったく次元が異なるものであり、貧弱な政策である。

 日本の未来を担う子どもたちが、安心して育つことのできる環境を整えることは政治の責務である。民主党は、社会全体で子育てを応援する意味から、子育て世代に対する経済的支援とともに、保育サービスの充実や雇用環境を整備するなど、仕事と子育てを両立できるような支援策に全力で取り組んでいく。
 
以上

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