前原誠司副代表は11日午後、兵庫県第2区の向山好一総支部代表主催の神戸市内で開かれた演説会に出席。土曜日の午後、絶好の花見日和の中集まっていただいた約500名の聴衆に対して、熱く政策を語った。
冒頭、向山総支部代表は、特に派遣切りに代表される、深刻化している雇用問題にふれ、「国民はみんな将来に不安を持ち、社会は荒廃している。大きな曲がり角にある日本を変えるには政権交代しかない」と熱く主張。「政権交代で、日本をチェンジ!」するべく全力を注ぐことを表明した。
続いて登壇した前原副代表は、官僚の天下りについて、民主党が政権をとったら「必ず天下りを全面禁止する」と強調。また、近年の社会保障政策の問題点を鋭く指摘。救急医療搬送の際に受け入れ病院が見つからずに病状が悪化して死に至るケースも含め、目に見える数字以上に、いわゆる「たらい回し」が発生していることを地元兵庫の例も挙げながら参加者に訴えた。そのうえで、年金、医療、雇用をはじめ、住民が安心・安定して暮らせる国民生活のセーフティネットの構築が必要だと主張、「政権交代は目的ではなく手段である。目的は税金の使い道を国民のために変えることだ」と力説した。
その後、買い物客でにぎわう商店街に移動し、多くの市民と握手を交わし、民主党への支持を訴えた。
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