輿石東参議院議員会長(代表代行)は15日午前、国会内で開かれた民主党・新緑風会・国民新・日本の議員総会で挨拶し、残る国会では一層緊張感をもって臨んでほしいと呼びかけた。
輿石会長はまず、自民党の細田幹事長が14日夜、同日起きた大型クレーンの横転事故を引き合いに民主党の政権交代への歩みに対する批判を展開してことを問題視。「若葉マークの車で、吹雪の中を走るようなものだ。今日のクレーンじゃないが、ちょっとしたことで倒れて、けが人が出る」などと述べたとされる発言を取り上げ、これに対して民主党は、緊張感をもって国会に臨まなければならないとの思いを新たにしたと表明した。
また、昨日14日の参議院厚生労働委員会において、午後の再開時に自民3委員が席におらず、同党は「定足数は満たしている」などと強弁したが、その緊張感のなさを民主党が批判し、委員長を除く11委員のうち9人が退席し、流会となった一連の動きを指摘。「当然の対応である」と輿石会長は述べるとともに、「同時にわれわれ自身の出席状態も問われることになる」として、後半国会においてはいつ15兆円の補正予算が審議入りとされるかと緊迫するなか、民主党の「生活・環境・未来のための緊急経済対策」は政府のバラマキ政策とはまったく異質であることを国民の皆さんにアピールしていかなければならないとして、一層の奮起を出席議員に要請した。
続いて、平田健二参議院幹事長、簗瀬進参議院国対委員長、福山哲郎政審会長、小川勝也議院運営委員会筆頭理事が報告に立ち、本日の本会議で代表質問を行う谷岡郁子議員が「新人らしく初々しく質問を行う」と決意表明をした。
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