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2009/04/26
企業団体献金を中止し政治とカネの問題に決別する 会見で鳩山幹事長、ながえ・愛媛1区総支部長
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 鳩山由紀夫幹事長は26日午後、松山市内でながえ孝子・愛媛県第1区総支部長とともに記者会見を行い、愛媛県内の選挙区情勢や世襲制、企業団体献金の廃止など、政治改革について記者団からの質問に答えた。

 はじめに企業団体献金の廃止ならびに世襲制の立候補制限の実現可能性については、「実現できるかどうかということについては政権交代を確実なものにすればその直後にも制度化することを行いたい。また自民党が協力してくれれば、今国会にでも法案提出して成立させたい」と意欲を見せ、現実的に実現可能なものであるとの考えを示した。

 またそのために、政党助成金の拡充を図る考えがあるかとの問いには、「そのことを条件とすることは難しいと思っている」と述べ、むしろ税額控除などの措置によって個人献金を拡充することに力を入れる考えを表した。そして、鳩山幹事長は、「条件をつけてやるということではなく、企業団体献金はある程度の期間できっぱりと中止すると宣言することが政治とカネに対して決別することとご理解頂きたい」と語った。

 さらに世襲制が総選挙の争点になり得るかとの問いには、「なぜ自民党政治がここまで国民の期待に応えられないのかということの一つのテーマとして世襲が浮かび上がっている。制限をすべきか否かは十分に争点になると思う」と答えた。

 次に愛媛県内の選挙区情勢の見通しの質問に鳩山幹事長は、「1、3、4区は民主党の候補予定者であり、十分に小選挙区で勝ちうる範囲にある」と自信を見せた。なかでも、ながえ総支部長については、「新しい時代を切り開く彼女の魅力が勝利を必ず掴むと思っている」と太鼓判を押した。

 また、3区の白石洋一総支部長、4区の高橋英行総支部長についてもそれぞれ、「今まで政治活動を行ってきた活動量を生かして、がんばってもらいたい」、「決戦場である宇和島では大変な盛り上がりが見られた」と両者を評価。一刻も早く解散・総選挙を行うために全力を尽くしていく考えを明らかにした。

 続いて、小沢代表秘書問題への代表自身の説明責任について鳩山幹事長は、「地域で車座集会などをどんどんこなし、地域の方々とどんどん話をしてもらいたいし、積極的にやっていただけるものと思っている」との認識を語った。

 豚インフルエンザへの党の対応については、「明日にでも対策本部を立ち上げるべきではないかと思っている。基本的には政府に対して要望を申し上げるものになる。たとえば早期にワクチンを生産することや海外渡航者への注意喚起を行っていくなどきちっと水際で止めるということが大事である」と述べた。

 最後に同席したながえ総支部長が挨拶を行い、「今地区ごとにたくさんの集会を行い、皆さんの声を聞いている中で、国民に知らされていない情報が少しずつ明らかになって何かおかしいなと思っていることが多くなっている。やはり政権をとっかえなければならない。励ましの声にも応えて頑張っていきたい」と決意を語った。

 また会見後、鳩山幹事長とながえ総支部長は買い物客などで賑わう大街道アーケード街に繰り出し、行き交う人と握手を交わして民主党への支援を求めた。

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