民主党『次の内閣』国土交通部門は13日、横浜海上防災基地において、海上保安庁が保有する最大の巡視船「しきしま」の視察等を行った。視察には、長浜博行ネクスト国土交通大臣のほか、川内博史、後藤斎、高木義明、三日月大造、森本哲夫、山口壯各衆議院議員、さらに加賀谷健、川崎稔、室井邦彦、植松恵美子各参議院議員らが参加した。
一行は、横浜港に停泊していた「しきしま」に乗り込み、船長をはじめとする乗組員から歓迎の言葉を受け、建造の経緯や性能などについて説明を聴取し、操舵室、機関砲などを見学した。
長浜博行ネクスト国土交通大臣は「翌日から政府提出の『海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案』の審議が予定されていたこと、民主党としても海上保安庁の主体的取組をふまえた対応について協議を行っており、この視察は有意義である」との挨拶を行った。
続いて、港に隣接している「工作船資料館」を視察した。館内には、2001年12月に発生した「九州南西海域工作船事件」に関わる工作船及び回収物などが展示されており、生々しい銃撃戦の様子を目の当たりにした。
その後、横須賀市の海上保安庁・東京海上交通センター、観音崎灯台を訪問。政府から「港則法及び海上交通安全法の一部を改正する法律案」が提出されていることもふまえ、多くの船舶が航行している浦賀水道航路・中ノ瀬航路における管制の現場などを視察した。
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