鳩山由紀夫幹事長は12日夕、両院議員総会終了後に党本部で記者団に見解を示した。
小沢一郎代表の辞任と選挙日程が承認されたことに関して、「いろいろと意見が出た。その意見はひとつには国民のために開かれた民主党の姿を作りたいという模索のなかでの声だと前向きに受けとめたい」と語った。
また、「執行部が恣意的に、だれに有利かだれに不利かいうように、選挙の度に選挙の細かい中身を変えるということはいかがなものか、そんな思いで前回の例を踏襲した」と説明。「最終的にそのことが理解されて良かったと思っている」と述べた。今後、前回の選挙を踏襲するのではなく、「むしろ新しい執行部でそれにふさわしい党の規約というものを改正する試みが必要ではないかと感じた」とも語った。
きびしい声が出た両院議員総会だったのではないかとの記者からの指摘には、「一人ひとりのお気持ちは前向きなものだと思っている。すなわち、ある意味で新しい、さらに開かれた民主党の姿というものを模索するなかでの声だった」と重ねて述べた。
選挙の時間を長く延ばすとその間に解散・総選挙をうたれる可能性があったり、通常国会の審議に影響を与えるとの認識のもと、「土日の間に何としても結論を出さなければならない。そして国民の皆さんに新しい代表のもとで候補者の皆さんが訴えていく、その時期をできるだけ早くすればいいという発想があった」と説明。「現在の状況のなかで最善の手を打つべきだということで提案し、最終的に承認されてよかった」とした。さらに、さまざまな声に関してはこれから真摯に応えていく必要があるとの認識も示した。
「代表選挙は選挙であるから、一人にまとまれば、まさにその選挙自身が挙党体制になる」と表明。また、「選挙は複数候補が出て当然。そのときにはそれなりの思惑の中での戦いが起きると思うが、起きたあとにみんながノーサイドだということで、にこやかに握手ができる環境をつくることは十分にできると思っている」とも語った。
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