13日午前の参議院本会議で、在沖縄米海兵隊のグアム移転に係る協定(下記詳細参照)の採決が行われ、反対多数で、承認しないことになった。
榛葉賀津也参院外交防衛委員長が登壇し、審査の経過と結果を報告。委員会質疑のほか、沖縄県への委員派遣による米軍基地の現状視察、関係地方自治体との意見交換、参考人招致を行ったと述べ、地元の方々との意見交換や委員会質疑の主な内容を紹介した。
採決は投票総数238、賛成105、反対133となり、承認しないことに決した。江田五月議長は、この結果により、衆院から両院協議会を求められることになると述べた。
第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件
日本国政府が、第三海兵機動展開部隊の要員約8000人などの沖縄からグアムへの移転に際し28億ドルを上限とする資金提供を行うこと、米国政府が普天間飛行場代替施設完成に向けての具体的進展のあることなどを条件に海兵隊のグアム移転に必要な措置を取ること、米国政府が日本国政府から提供された資金などをグアム移転事業にのみ使用することなどを定める。
|