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委員長席に詰め寄って抗議する菅筆頭理事（後姿右）、枝野理事（同左）
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衆議院予算委員会で１３日午後、０９年度補正予算案を強行採決しようとする動きを見せていた政府・与党に対し、菅直人筆頭理事、枝野幸男理事は審議不十分であり、引き続き審議を行うよう求め、政府・与党の横暴ぶりに強く抗議。
また、川内博史議員は補正予算案のなかには「等」と表示することによって関係省庁におけるデジタルテレビの購入費用なども含まれている点を指摘。こうした実情を踏まえ、「まだまだ質疑をしなければならないことが山ほどあるにもかかわらず、なぜ採決なのか」と問題視し、「せめて理事会で協議してください、せめて採決を撤回してください」と委員長に強く要請した。
締めくくり総括質疑を行うよう求める委員長に対して川内議員は、「残念ながら締めくくり総括質疑に入れる環境ではない。この１５兆円には税金の大変なムダ遣いがある。天下り団体のための４６の基金を許すことはできない。締めくくり質疑には応じることはできない」と重ねて訴え、従って「誠に残念であるが退席させていただく」と表明し、民主党議員は退席した。
民主党はじめ社民、国民新の３党が欠席するなか、政府・与党の横暴によって採決が強行され、０９年度補正予算は与党の賛成多数で可決された。
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