鳩山由紀夫代表は28日夕、参議院予算委員会で審議されている09年度補正予算案を明日採決すると与野党が合意したことについて、参院側で決めた話であるとしたうえ、中身があまりにもひどいということが、もう国民の皆さんに十分理解されたという認識に基づく判断ではないかという認識を示した。党本部で記者団に語った。
鳩山代表はまた、議論が国民の皆さんに見えてくれば、民主党と与党のどちらが正しいかも分かってくると指摘。民主主義として結論を出すことは当然であるため、明日の採決になったと推察するとした。
さらに鳩山代表は、この時期に採決に応じた場合、残りの通常国会が与党ペースで運営されるという懸念がないかと質問を受け、「与党ペース、野党ペースという話ではない。就任の時にも申し上げたが、十分に審議をすれば、採決は当然ではないか」と主張。
「一番大事なことはその内容だ」として、本日の参院予算委員会の質疑に言及。「何も答えられない政府の姿がさらけ出された。そのことを国民の皆さんがどう判断するか。結局、最終的には選挙で、一票の行使で、どちらの考え方が正しいか、判断されればよい」と述べた。
草なぎ剛氏の活動再開については、失敗は一つの人生の経験で、失敗のもとで経験が生かされると指摘し、「失敗をプラスに転じて再出発してほしい」と期待を寄せた。
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