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2000/03/08
警察・公安委不祥事を集中審議=衆院地行委で中沢、中川、坂上議員
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 衆院地方行政委員会は8日、新潟県警の不祥事をめぐる一連の警察・公安委員会の対応について集中審議をおこなった。
 民主党の中沢健次・中川正春・坂上富男各議員が保利国家公安委員長の責任を追及した。
 中沢議員は、「関東管区警察局長は神奈川県警の不祥事があったから新潟に監査に行ったはずだ。しかし結局、警察の信用を失墜させた。それを処分なしとしたのは、身内に甘い警察の体質ではないか」と批判し、「警察の判断が誤りだったと認めるべきだ」と主張。さらに「警察・公安委員会の抜本的改革に着手する前に、保利委員長が政治家としての結果責任を取るべきだ」と辞職を迫った。
 しかし保利委員長は「いまの職責を全うすることが責任を取ること」として辞任要求を突っぱねた。

●森自民党幹事長のパーティ問題を追及=中川議員

 中川議員は、自民党の森幹事長が金沢市で開いた議員在職30年パーティーで、県公安委員に発起人として名を連ねさせ、乾杯の音頭も取らせていた問題を取り上げ、「警察法の『公安委員は積極的に政治活動をしてはならない』という条項に違反している」と追及。だが保利委員長は「公安委員は良識ある態度を取るべき」と述べる一方、「森議員にいきさつを聞いてみたい」と答え、明確な判断を避けた。

●官官接待での賭け麻雀は贈収賄では?=坂上議員

 坂上議員は、「この問題を国会で取り上げるのは5回目だが、そのたびに答弁が変わる」と警察のデタラメぶりを厳しく指摘。そのうえで、(1)県警本部長が、監察に来た局長と賭マージャンをしたのは贈収賄にあたるのではないか(2)2人が宿泊したホテルの領収書の宛名は県警だったというホテル側の証言があり、私費とした田中警察庁長官の答弁と食い違う――などの問題点について釈明を求めた。
 田中長官は、「贈収賄かどうかは判断を要する」とし、宿泊費についても「参加者が自分で払って領収書は破棄した」とこれまでと同じ答弁に終わった。

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