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2009/05/30
政権交代で官僚任せの政治に終止符を打とう 鳩山代表、木村・東京第14区総支部長らと演説
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 鳩山由紀夫代表は30日午後、東京都荒川区の町屋駅前で木村たけつか・東京第14区総支部長、小沢まさや・都議会議員、都議会議員選挙予定候補者の滝口学荒川区議会議員らとともに街頭演説。町屋駅周辺には400人を超える聴衆が集結、鳩山代表の姿を確認するやいなや盛大な拍手が沸き起こり、「政権交代頼むぞ」「頑張って」といった声援があちらこちらで飛び交った。

 東京都議会選挙予定候補の滝口・荒川区議会議員は、子育て世代の代表、地域の皆さんの代表として、現場主義をモットーに活動してきたと述べ、都議会選挙にあたっては、「都政における税金のムダ遣いを徹底的になくしたい」と表明。新銀行東京を象徴的な例として取り上げ、都民の意思に反し多額の税金が投入されていく事態を改善するためには議会の構成を変える必要があると指摘し、都議会において民主党の勢力を拡大し、東京都の税金の使い方をチェックしていかなければならないと語った。

 木村たけつか・東京第14区総支部長は、日々の活動のなかで「消えた・消された年金記録問題」の被害者や、厳しい経済情勢のもと工場の機械が日に日に消えていくと、経営困難に陥る中小企業経営者の悲痛な声を聞いていると指摘し、小泉政権以降、「官から民へ」の美名のもとに行き過ぎた規制緩和、構造改革を推し進めた結果、労働者派遣法や障害者自立支援法の改正、後期高齢者医療制度の導入等、弱者切捨ての政治が横行していると批判。「政治は本来、社会的に弱い立場の方々に光を当てなければならないもの」と主張した。

 また、政府の消費税増税の議論に言及し、「消費税を増税する前に税金のムダ遣いを省かなければならない」というのが次期総選挙の大きな問いかけだと述べ、政権交代により「税金を私たちの手に取り戻す、官僚主導の政治を国民主導の政治に取り戻す」と表明。社会保障の抜本改革、年金・医療・介護政策など「政権交代よってこの国を変えられる」と訴えた。

 最後にマイクを握った鳩山代表は、「木村総支部長、滝口区議を通じて日本、東京の世直しをしよう。一緒に日本の政治の夜明けをつくろう」と切り出し、多くの聴衆を前に、その熱気を感じていると手応えを示した。

 鳩山代表は、官僚任せではなく心の通った政治を、他人の幸せを自分の幸せとして感じられるような、「絆」で国民一人ひとりが繋がっている社会をつくりたいと表明。「政治は暮らしを少しでも良くするためにある」として、そのためには日本の政治システムそのものを変える必要があると語った。

 29日に成立した今年度補正予算案を取り上げ、約14・1兆円の予算のうち国民に直接還元される予算はわずか1割の1・4兆円に過ぎず、あとは官から官へと流れ、役人のためにエコカー1万5千台が購入され、地デジ対応テレビが7万台それぞれ導入され、あわせて650億円超が充てられていると問題視。官の官による官のための政治が野放図になっていると指摘し、「官僚任せの政治に終止符を打とう。ムダ遣いのない世の中に変えていこう」と呼びかけた。

 鳩山代表は「政権交代は目的ではなくスタート。古い政治から新しい政治へ、官僚目線、上から目線の政治から国民の皆さんと一緒に政策をつくり上げる政治に変えよう」と、国民のための政治実現に向けて政権交代の必要性を改めて説き、演説を締めくくった。

 街頭演説会には、墨田区選出の小沢まさや都議会議員も参加。今年度の補正予算案と比較し、民主党の景気対策は、その場しのぎの一時的なバラマキ政策ではなく、恒久的な政策によって家計の可処分所得の2割増を目指すものだと説明。「政権交代で鳩山総理のもと国を新しく変えていこう」と、民主党への支持を呼びかけた。

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