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2009/05/30
政権交代で愛のある政治の実現を 鳩山代表、中山・東京第2区総支部長とともに訴え
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 鳩山由紀夫代表は30日午後、東京都中央区、築地4丁目の交差点で中山よしかつ・東京都第2区総支部長、東京都議選の岡田眞理子予定候補とともに街頭演説を行い、「政権交代で愛のある政治を実現させよう」と政権交代の必要性を訴えた。

 中山総支部長は、地元・築地市場の移転問題を取り上げ、「築地を守ることは日本の文化を守ること」だとして、食の安全の観点からも豊洲移転ではなく、築地市場で再生することが必要だと主張。次期総選挙で民主党が勝利して政権を獲り、汚染された地域には市場をつくれない法律を成立させたいと持論を語った。

 また、両院議員総会において代表選出後、ともに戦った鳩山代表と岡田幹事長が握手を交わしたことについて、「あんなさわやかな場面最近見たことなかった」と述べ、「戦いが終わればノーサイド。全員野球で力を結集し日本の大掃除を」との鳩山代表の思いを受け、政権交代実現に向けて挙党一致で頑張る決意を表明した。

 次にマイクを握った岡田予定候補は、長年小学校の教員として働くなかで、大人の責任として一番大切なのは子どもを育てることだと感じていると話し、現場で苦労している教員たちに対する人的支援とこれからの社会を担っていく子どもたちをしっかり育てることが必要だと指摘。「これまでの経験をフルに活かし、子どもたちのため、教育の充実のために働いていきたい。女性の視点で都政をチェックしていく」と出馬に込める強い思いを語った。

 開口一番、「中山総支部長とともに日本の世直しをしようではありませんか」と聴衆に呼びかけた鳩山代表は、小沢前代表の突然の就任を受けて代表に就任、「このたび岡田幹事長とともに日本の世直しの先頭に立つ決意を固めた鳩山由紀夫です」と挨拶。昨夜訪れたお寿司屋さんで俳優の西田敏行氏に出会ったと明かし、西田氏から「党首討論が素晴らしかったよ」との言葉をもらったと紹した。

 鳩山代表は、感謝の意を示すとともに、党首討論は勝ち負けではなく、討論を通じてどちらが国民のための政治を行っているのか否かを判断してもらい、結果として、国民の皆さんに民主党の方が生活者の視点に立って政治を行い、主張していることを理解してもらえたら嬉しいと述べると、聴衆からは賛同の意を示す大きな拍手が沸き起こった。

 さらに、西田氏が「豊洲は負のエネルギーを感じる」として、築地市場移転に関して強い懸念を示されたとも紹介。都議会において民主党議員の勢力を拡大することで移転計画を中止させることが可能になると説き、支援を求めた。

 鳩山代表は最後に「政権交代は目的ではなくスタート。心のない政治に終止符を打ち、愛のある社会を政権交代によって実現させよう」と呼びかけ、民主党への支援を訴えた。

 街頭演説後、鳩山代表、中山総支部長、岡田予定候補はともに月島のもんじゃストリートへ移動。もんじゃ焼きを楽しむご家族や学生たちと握手を交わしたり写真を撮ったりとふれあい、休日の午後のひととき、その雰囲気を味わった。3氏はその後、中央区佃児童館前でも街頭演説会を開催。集まった多くの聴衆から民主党、政権交代への期待が寄せられた。

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