民主党『次の内閣』は10日午後、党本部にて閣議を開催した。
鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト総理大臣(代表)は挨拶のなかで、2つの外国訪問について報告。自身の5日の韓国訪問、李明博大統領との会談では穏やかな友好関係が築くことができたとの所感を述べ、「個人的人間関係の構築のスタートという当初の目的は果たせた」との手応えを示した。また、鳩山代表の「民主党は過去の歴史問題も直視する勇気を持っている政党」だとの言葉に、好感を持ってもらえたようだと語り、北朝鮮問題に対しても意見を交換、直接的脅威のある近隣の2国が米国の協力のもと、中国とも連携をとりながら対応することで実効性のあがる制裁を行うことができるとして、日韓両国の連携が大事であるとの考えで一致したと述べた。
11日帰国予定の菅代表代行の訪英に関しては、次期総選挙勝利後の政権移行の準備に向け、一つのモデルとする考えのもとに英国の内閣制度を調査することを目的としたものだと改めて説明。最終的には代表自身が結論を下すべきものだとしたうえで、様々な意見を踏まえ政権移行の準備を進めていくとした。
報告・協議事項では、捕鯨に関する基本的見解について筒井信隆ネクスト農林水産大臣、小平忠正捕鯨対策小委員会座長が説明。今月22日に開催される国際捕鯨委員会(IWC)総会に向けて改めてとりまとめたものであり、見解の基本方向を確認、最終文章は政調会長および担当大臣に一任することとした。
法案等の取扱いでは、一任案件となっていた「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律案」、「公文書等の管理に関する法律案」について、民主党の主張が取り入れられるかたちで修正協議がまとまったと報告。修正合意内容を了承した。
「沖縄科学技術大学院大学学園法案」については、松井孝治ネクスト内閣府担当大臣 が与野党修正協議において、民主党が求めた修正内容のすべての項目について、修正する旨の合意に至ったと報告。修正合意内容を了承した。
「青少年総合対策推進法案」については、神本美恵子ネクスト子ども・男女共同参画担当大臣から説明のあった修正要求内容を了承。修正協議に入ることを確認した。
民主党はじめ4野党議員立法「タクシー改革法案」に関する与野党協議については、長浜博行ネクスト国土交通大臣が説明、修正合意内容を了承した。
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