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2009/06/11
衆院定数は80減 参院は選挙制度等改革検討委員会の決定踏まえる 鳩山代表
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 鳩山由紀夫代表は11日夕、党本部で記者団の質問に答えた。

 民主党・参議院において参院選挙制度等改革検討委員会(座長:岡田克也幹事長)の初会合が開かれ、議員定数削減問題などの議論が始まったことを踏まえ、次期衆院選マニフェストにはどう盛りこむかとの問いには、「衆議院に関してはすでに80減と決めているから、それをベースに基本的にできあがっている」と回答。そのうえで参議院に関しては「岡田座長のもとでようやく議論が始まったばかり。そこに任せたい」と語った。数値まで入れるかどうかについても「彼らが議論して決める話」と述べるとともに、「基本的には衆議院の解散・総選挙であるから、衆議院の方が大きなテーマになると思う」との見通しを示した。

 国連安全保障理事会で北朝鮮船舶への貨物検査(臨検)を要請する制裁決議案が採択される見通しとなったことに関連し、政府が公海上での貨物検査を実施するため、新法の提出に踏み切る構えを見せている点について「なぜ海上保安庁でなく海上自衛隊なのかという議論もあるが」として民主党の対応を問われたのに対しては、「法整備の必要があるかどうかも含め、まずは党として考え方をまとめる必要がある」と表明。

 「北朝鮮に対してきびしく制裁を課すことは当然必要だと思うが、そのためには日米韓がしっかりとした協力関係をつくることが基本的に大事である。そのなかで、今回の安保理決議をふまえてどういう法整備が必要かどうかを考えていかなければならない」と述べ、党の外務防衛部門会議での議論を通じて結論を出すことになるとした。

 また、同日午後の衆院本会議で、衆院憲法審査会の運営手続きを定める規程を、野党が反対するなか自民、公明の強行採決で可決、制定したのについては、「私どもは憲法の議論をするなというつもりはない。憲法の議論は大いにやるべきだ」と改めて表明。そのうえで、「ただ、いわゆるパフォーマンス的に、国会会期が延期をされたなか、形だけこのようなことを行うのはいかがなものか」と疑問を呈し、「その意味で反対した」と語った。

 都議会議員選挙について麻生首相が躍起になって応援に入っている事態を受けて民主党としての取り組みを問われたのに対しては、「麻生総理は都議選に力をいれておいでのようだが、麻生総理の行動ぶりを見れば、解散・総選挙よりも前に都議会の選挙があるという状況と理解する」と分析。そのうえで「候補者のさらなる擁立も含め、まずは麻生総理に勝つ。すなわち都議会においても第一党になるということを目標、勝敗ラインとして頑張っていきたい」と強調した。

 静岡県知事選の候補者一本化に関しては「小沢代表代行が努力していただいているところ」と述べるとともに、「静岡県連などとよく相談し、党本部としての対応を最終的に結論を出す。小沢代表代行の努力が実ることを期待している」と語った。

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