鳩山由紀夫代表は13日夕、神奈川県のJR川崎駅で城島光力・神奈川県第10区総支部長が主催する街頭第演説会に参加し、集まった約1200人の聴衆に、「皆さんとともに政権交代を起こそう」と民主党への支援を呼びかけた。
はじめに城島総支部長が演説を行い、街頭演説や地域回りの至る所で連日、「今の政治を何とかして欲しい」といった叱咤激励を受け、雇用や介護、子育ての不安など国民の生活が脅かされている実情にも拘らず、麻生政権は補正予算で官僚の天下りなど、ほとんど官から官へ流れている予算の仕組みの実態を指摘。国民が納めた税金は年金、医療、子育て、雇用の安定に重点的に使うことが大事であると説いた。
さらに派遣切りにも言及し、「勤労者には人権、人生、家庭があり、物や道具ではない。働くものに誇りと喜びを与えるような雇用政策でなければ社会は混乱し、国は衰退していく」と国民生活を顧みない拝金主義の自公政権を、「人に冷たい政治」と断じた。
そして、「今こそ政治が弱い立場の人たちに暖かい目線を入れ、正直者が安心できる社会を全力で実現していく」と決意を語り、演説を終えた。
続いて鳩山代表がマイクを握り、集まった聴衆に対して、「城島総支部長を通じて日本の大掃除をやろう」と集まった方々に謝意を述べ、「労働、雇用問題を解決するためにも、民主党で雇用・労働問題を担っていた城島総支部長を皆さんの力によって小選挙区での勝利をお与え頂きたい」と支援を求めた。
また、鳩山代表は子ども手当に言及し、「麻生政権が行う3〜5歳児に1回限り年3万6000円の支給では安心して子育てができず、選挙目当てのばらまきであるだけである」とし、中学校卒業まで月額2万6000円を支給する民主党の子ども手当で将来に安心を与えることが出来ると主張。
そして「国民の皆さんの未来のために官僚が体を張るような世の中に変えていくためには新しい政権にしなければならない。我々と皆さんとともに政権交代を起こそうではありませんか」と熱く訴え、演説を締め括った。
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