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2009/06/14
国民が主役の政治をつくる 鳩山代表、阪口・和歌山2区総支部長と岩出市で街頭演説 
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 鳩山由紀夫代表は14日夕、和歌山県岩出市のミレニアシティ岩出店前で、阪口直人・和歌山県第2区総支部長とともに街頭演説を行い、政権交代によって官僚支配政治を終わらせようと訴えた。

 鳩山代表は日本政治の現状について、「麻生総理大臣は総理になることだけが目的で、何をなすべきかを決めてこなかった。その結果、官僚の、官僚による、官僚のための政治が続いている」と指摘。社会保障費の削減などで医師不足や介護サービスの低下が進んでいることを引き合いに、「官僚任せの自公政権とは違い、民主党は国民のみなさんが主役の政治をつくっていく」と強調した。

 カンボジアなどの紛争地で住民の自立支援に長く携わり、鳩山代表から「現場第一の男」と紹介された阪口総支部長は、自らの体験から、「政治は弱い立場の人のためにあるべきだ。今こそ、税金のムダ遣いをやめさせ、コンクリートへの投資から人への投資に切り替えるときだ」と熱弁。

 「もうほっとけやん!もう変えやなアカン!」と和歌山弁で政権交代実現への強い決意を述べた。

 2人が演説を終え、演台の上で並んで両手を高々と上げると、会場を埋め尽くした約1800人もの聴衆から、「よし、頑張れ」「負けるな」との力強い激励の声が夕闇の迫る空にこだました。

 演説会に先立ち、鳩山代表は阪口総支部長とともに、日本一の平種柿の産地である同県かつらぎ町を訪問。柿畑の中で開かれた農家との対話集会では、「コメに頼り過ぎたことが日本の農政の歪みをつくった」と指摘。民主党の農業政策の目玉である「戸別所得補償制度」には、果樹農家への支援も含まれていることを説明し、民主党が農業再生を必ず果たすと約束した。

 鳩山代表と阪口総支部長は、農家の方々の指導のもと、柿の成長促進のための作業を実際に体験。特殊なハサミを使った柿の枝の皮剥きや、皮を剥いた枝に保護用の竹を添える作業に汗を流した。

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