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2009/06/18
目指す国の形は「脱官僚」政治。「反官僚」ではない 菅代行、会見で
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 菅直人代表代行は18日午後の定例会見で、「圧倒的に鳩山代表が的確な質問をし、総理は言い訳に終始した」と昨日の党首討論について感想を述べた。

 冒頭、同日午後の衆議院本会議で行われた臓器移植改正案の採決について「A案に賛成という一票を投じた」と表明。初めて議員になっての質問は当時の社会労働委員会で、腎移植問題を取り上げたことに言及し、移植を受けたいとお考えの皆さんやご家族の思い、外国へ行って移植を受けることが条約で今後難しくなる状況などから、A案が必要になると考え、賛成したと語った。

 昨日の党首討論については、月初の訪英時にブラウン首相とキャメロン保守党党首のクエスチョンタイムを視察したこと、日本と英国ではクエスチョンタイムの位置づけに違いがあることに触れつつ、「圧倒的に鳩山代表が的確な質問をし、総理は言い訳に終始した」と感想を語った。

 麻生首相の都議選応援については、都民の皆さんに関心を持ってもらい、投票率を高くすることが重要であると指摘。新銀行東京や築地市場移転などの都政の問題、また「東京から政権交代」という民主党への主張にも関心が高まることは好ましいので、計画を変えずに都議選に全力投球してほしいと述べた。

 菅代表代行はまた、英国視察の目的について、いまの日本の官僚主導の政治をどのように変えればよいのか、参考例として実情を調べるためであると説明し、目指す国の形は「脱官僚」政治であり「反官僚」政治ではないと表明。「官僚の皆さんの経験や知識は大いに活かして、私たちが政権を担当する場合には、官僚の皆さんに大いに協力、参加をしてもらって、やっていく。しかし政治家がやるべきことの範囲には、官僚の皆さんは、官僚という立場の中で、きちんとした線を引いてもらいたい。そのことが官僚の皆さんにとっても、本来なすべき仕事をすることができることになる」と説明した。

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