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2009/06/19
【衆院本会議】決着の夏を実現する 長妻議員が国民年金法等の改正法案の再議決反対討論で
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 長妻昭『次の内閣』ネクスト年金担当大臣は、19日午後の衆院本会議で、参院で否決された「国民年金法等の改正法案」(国民年金の国庫負担率を3分の1から2分の1に引き上げるために、安定財源ではなくいわゆる埋蔵金充てるもの)を再議決すべきとの動議に対する反対討論に立った。

 長妻議員は冒頭、「議席3分の2を使っての再議決3連発。これは、与党の最後の悪あがき」として再議決の撤回を強く求めた。

 そのうえで、「本当に今の国民年金は生活できる年金か。国民年金だけの受給者は月額平均4万8000円。平成19年7月時点で、生活保護を受けている人の4人に1人が年金受給者。生活保護を受けている単身世帯に限ると3人に1人もが年金受給者。年金だけでは生活できず、生活保護を受けざるを得なくなっている」として、現行の年金制度を生活できる年金制度にするために、最低保障年金の創設、年金制度の一元化を民主党は主張してきたと述べた。

 また、無年金者118万人のサンプル調査の結果が公表されていないことを「とんでもないこと」と批判した。

 さらに、「二つの保障、憲法9条と25条にある安全保障と社会保障は国家の礎」だとして、「そろそろ1票で世の中が変わる政治体制を作り上げよう。政治家が官僚の下請け仕事をするのではなく、1票で選ばれた政治家が官僚の手綱を握る。そして生活者の立場に立つ、国民に奉仕する政治を実行する」、「民主党が金庫の裏側までひっくり返して、政府の大掃除をして、第二、第三の埋蔵金や『消えた年金』に続く政府の不祥事を明らかにする」と宣言し、「この4年間、うんざりしたこのよどんだ議場の風景を変えて、日本を一新する。政権交代をして、迷走する日本に決着をつける。『決着の夏』を実現することを誓う」と結んだ。

 法案は、自公の横暴によって賛成333、反対131で可決された。

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