鳩山由紀夫代表は19日夜、党本部で記者団に対し、衆議院本会議で重要3法案が再可決したことなどに対する受け止めを語った。
鳩山代表は、同日の衆院本会議で海賊対処法など重要3法案が、与党が憲法59条規定に基づき採決、3分の2以上の賛成で再可決したことについて、「本来よっぽどのことがないとやるべきことでない」と述べ、国会の議論を冒涜していると政府・与党の姿勢を厳しく非難。こうした暴挙を二度とさせないためにも選挙で勝利しなければならないと主張し、政権交代によって国民の声が通る政治をつくっていきたいとした。
衆院解散の時期について問われた麻生首相が、「まだまだいろいろ法案が残っているのでしかるべき時期に最終的に判断を私がする」と発言したことについては、3人の総理が解散できずに国民の支持を失ったと指摘して、麻生首相自身の手で解散すべきとの考えを示すと同時に今後もそう主張していくとした。
マニフェストづくりに関しては、「予算編成権のない野党においては財源を示す必要は必ずしもないが」と前置きしたうえで、国民の皆さんの期待に応えるためには正確な詰めを行う必要があるとの認識のもと、現在財源の議論をしている段階であると明かした。
また、自民党が同日の総務会で、「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)2009」の了承が見送られたことについては、「骨太なところなし。政権の体を成していないことの証左である」と断じた。
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