岡田克也幹事長は21日午後、水戸市内で茨城県医師連盟の原中会長と会談、医療法人協会への表敬訪問に続き、福島のぶゆき・茨城県第1区総支部長とともに見川町にある老人保健施設「みがわ」を訪れ、現場の実態を視察した。
「みがわ」は、高齢者の自主性を目指し、家庭的でぬくもりのあるケアを提供。入所者が5〜10人程度のグループごとに日常生活を過ごすことで、家族的な雰囲気で日常生活のお世話をする「ユニットケア」というかたちをとり、食事や入浴、レクレーションもグループごとに明るく楽しい雰囲気のなか行われている。
岡田幹事長は、井上ケアマネージャーの案内のもと施設内を見学。入所者たちは皆、自宅に帰れるよう懸命にリハビリに取り組み、可能な人は食事作りを担当したりと一人ひとりの利用者の生活のリズムに合わせて1日を過ごすことができるとの説明を聴くとともに、施設内飾ってある趣味の水彩画や書道、手まりなどに関心を寄せるなど施設での充実した生活ぶりを拝察した。リハビリ中のお年寄りと握手を交わし、思わず「力強いね」と感想を漏らすなど、多くの方々の声に耳を傾け、リハビリの重要性とともにこのような環境づくりの必要性を再確認。「自宅に帰れるよう頑張って」「足腰は重要だからね」などと激励、「ジムは得意」と述べ、スタッフの指導に従い施設内の機械を自ら実践する一幕もあった。
施設内で記者団の質問に応じた岡田幹事長は、原中会長との面談については、「民主党への心強いご支援に感謝している。お話いただいた今の医療の様々な問題を踏まえて政策を実現していきたい」と語った。
茨城県知事選挙への候補者擁立に関しては、「県連に任せてある」と話し、今後、県連と相談しながら考えていくと表明。「一般論としては候補者擁立が望ましい」としながらも、全て機械的に行うわけではないとした。
保守王国といわれる茨城において医師会から支援を得ていることを受け、今後の支持拡大の手応えを問われると、「選挙が近い中、それぞれが全力投球で頑張らなければいけない」と述べたうえで、「茨城に限らず、自民党ではダメだと多くの方が思っている。今、政治を変えなくてはいけないという意識に変わりつつある」と指摘。組織に限らずそのような国民一人ひとりにしっかり訴えていくことが大事だと語った。
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