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2009/06/21
農水キャラバン 農業再生の道を意見交換 たまき・和歌山3区総支部長、平野議員
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 平野達男参院議員が率いる党農水キャラバンは21日、和歌山県第3区(紀南)を訪れた。一行はたまき公良総支部長の案内で、新宮市、田辺市で地元の農業関係者と交流会を行ったほか、田辺市の梅畑や紀南総合選果場、白浜町の花卉団地を視察し、農家のみなさんから意見を聞いた。

 農水キャラバンは、全国をめぐって直接農村の声を聞くと共に党の農業政策を訴える企画であるが、平野議員は、参議院農水委員会委員長として農業問題のエキスパートであるばかりか、かつて農水省職員時代に紀南に住んだ経験もあり、出席者にとっては紀南農業の良き理解者の登場で交流会は大いに盛り上がった。

 木材の街である新宮市では、林業の衰退と森林の荒廃に意見が集まり、「森林にかかる固定資産税を下げることはできないか」といった、国産材の売れ行きが伸び悩むなか、固定資産税の支払が経営に重くのしかかる林業家の生の声に耳を傾けた。

 また、田辺市では、梅畑への深刻な鳥獣被害の実態や限界集落での悩みを聞き、意見を交換した。

 JA紀南の役員、西牟婁振興局や田辺市の農業関係者ら約30人が参加したJA紀南ふれあいセンター(田辺市)での交流会では、平野議員が民主党の農林水産政策を説明し、特に農業者戸別所得補償法案を取り上げて法案の意義を語った。

 平野議員は、EU諸国などで自給率が高い背景として、農作物輸入自由化の中で既に所得補償政策が採られてきたことに触れた後、日本の農業は、自由化対応政策を採らなかったばかりに農業が衰退し、今や高齢化と後継者不足で崩壊寸前だと指摘。将来にわたって安心して農業を行う担い手を作るためにも、ぜひ戸別所得補償制度が必要であると訴えた。

 閉会の挨拶に立った、たまき総支部長は、現場からものを考えるのが民主党の原点。第一次産業の皆さんの声をしっかり聞いて、平野議員と共に紀南の農業再生のために頑張りたいと締めくくった。

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