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2009/06/19
金沢市のショッピングセンターに期日間投票所を
川裕一郎・石川県連青年局長が市議会で提案
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 石川県連青年局長の川裕一郎・金沢市議は19日、6月定例議会の一般質問で、若年層の政治離れを防ぎ投票率を上げるために、「ショッピングセンター内などに期日前投票所を設置すべき」と市選挙管理委員会に提案した。
 市当局は、管理上の課題や、他の中核市に比べて期日前投票所の設置数が多い等との理由で現状では難しいと答弁、川議員の再質問に対しても「検討する」との回答に留まった。

 質疑を終えた川青年局長は、「選挙こそ民主主義の原点。このまま若い方が投票にいかなければ、更なる政治離れが起こると危惧してる。今回は不発だったが、これからも訴え続けたい」と語っている。

川裕一郎・金沢市議の質疑は以下の通り。

 最後の質問は、「期日前投票所の設置拡大」についてであります。
消えた年金問題や政府によるバラマキ予算などにより、政治不信が深刻になっております。現在、我が国における選挙の投票率は、全体的に低下傾向にあり、本市も例外ではありません。特に、多くの若年層は政治への関心が低く、選挙に行かない人が非常に多くなってきておりますが、一方で、政治に対する関心をもっているにもかかわらず、投票に行かない若者も存在しております。
 この、若年層の投票率の低下は我が国の将来を考えると、政治及び国民にとって深刻な問題であると考えますが、市長のご所見をお聞かせください。

 さて、若年層を中心とした投票率の低下には、さまざまな要因があると考えられます。前回の参議院選挙から一般的に認知されたと言える期日前投票も、投票率を上げるための、施策の一つにあたると思いますが、まだ十分であるとは言えません。現在、本市の期日前投票所は、市庁舎と市民センター4箇所、福祉健康センター3箇所の計8箇所に、選挙期間中設置されますが、若年層が訪れるには行きなれない場所であり、また、少し気が張る場所なのではないでしょうか。
 私は、この問題を解決するには、有権者が投票しやすい環境を作ることが最も重要であり、自然と人が集まり、人が流れる場所に投票所を設置することができれば、投票率を上昇させることが可能だと考えます。
 たとえば、ショッピングセンターや商店街など、頻繁に人の往来がある施設に投票所を設置すれば、買い物ついでに投票ができますし、大学の構内に投票所を設置すれば、自然と選挙というものが人目に触れることで、若年層の投票率は上昇すると思いますが、見解をお聞かせください。

 政府のこれまでの考え方は、頻繁に人の往来がある所への投票所設置に関して消極的でしたが、先般、民主党の藤末健三参議院議員の質問主意書に対し、ショッピングセンターや大学など人の往来が見込める施設に関して、「投票の秘密や選挙の公正を確保するための必要な場所及び設備を有し、投票所の秩序を適切に保持することができる場合においては設置を認める」と、政府答弁書で定め、次期衆議院選挙のタイミングに合わせて各都道府県の選挙管理委員会に通知を出す方針を固めました。早ければ7月12日投開票の東京都議選で新たな期日前投票所の設置が行われるようです。
さらに、都道府県の選挙管理委員長などが出席する会議においても周知を図り、市町村の選管にも十分な助言を行う方針のようです。
 以上のことから、ショッピングセンターや大学構内に投票所を設置することは法的にも全く問題はなく、自治体の判断一つで設置を行うことが可能です。
つきましては、自らの1票を通じて多くの若い方たちに政治への関心を持ってもらいたいと思いますので、是非とも前向きなご答弁をお願いし、私の質問を終わります。

市長答弁
若い方の投票率が低下は深刻であり、一人でも多くの若い方に選挙に行ってもらいたい。

金沢市選管答弁
金沢市内には期日前投票所が8箇所あり、他の中核市に比べると投票所の数は多い。
スペースの確保、人員の確保、セキュリティー面を総合的に考えると管理上課題が多く難しいと考えるが、今後研究を行い検討する。

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