岡田克也幹事長は26日午前、参議院議員総会に出席し、党参院選挙制度等改革検討委員会が進めている議論について中間的な報告を行うとともに、7月2日に衆議院の解散が行われる可能性が高くなったと指摘、準備を急ぐ考えを語った。
冒頭、輿石東参院議員会長(代表代行)が挨拶に立ち、衆院の解散時期について麻生首相が、自分の手で遠くない日に行うなどと語ったとされる報道に言及。「今度こそぶれないで、言ったことをそのまま実行してほしい。これが素直な国民の声だ」として、早期に国民に信を問うよう求めた。
農林水産省の井出次官による民主党の農業政策批判については、改めて問題視したうえ、「今の農業政策が誤っているから、方向を変える。だから政権交代、だから民主党だと胸を張って言えるような政策作りを急いで、きちんと国民へ発信することが必要だ」と指摘した。
岡田幹事長は「7月2日解散、8月2日投票ということは従来から言われてきたが、その可能性が高まってきた。したがって様々な準備をさらに進め、急ぎたい」と表明。静岡県知事選挙については「早く追いつき、追い越したい。そのことは十分に可能な状況だ」として、出席議員に支援を求めた。
また「選挙制度はどうあるべきかを議論するときに、衆参でどういう役割分担をしていくのか、参院のあるべき姿は何かという議論がある程度見えてこないと、それに適応した選挙制度は出てこない」と述べ、検討委員会の議論の状況について、中間的な報告を行い、方向性を出して「党の考え方はこうだ」というものを持って臨むことは、参院の改革協議会の議論に資するという考えを示した。
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