|
岡田克也幹事長は２７日夕、滝まこと衆議院議員（奈良県第２区）らとともに奈良県生駒市の駅頭で演説し、民主党は政権を任せられても充分対応できるだけの準備ができているとして、「是非一度民主党に政権を担わせてほしい」と訴えた。
まず、中村哲司参議院議員が演説に立ち、「政治家が皆さんの思うような政治を実行していないのであれば、その政治家を取り換える。それが皆さんお一人お一人が持っている一票の力です」と述べ、政治を変えるのは国民一人ひとりであると、聞き入る聴衆に向けて声をからして訴えた。
次に滝議員がマイクを持ち、「自民党はすでに政権を担当する力を失っている。なぜなら、６４０兆円という国が抱える借金を見ればわかる。これを返すには、毎年２０兆円づつ返して（金利も含めて）６０年かかる。自分が作り上げた借金を返せない、後始末ができないということは、政権担当能力を失っているということだ」と断じた。
さらに滝議員は続けて、「景気だ景気だと言いながら、昨年来の景気対策は、響くものが感じ取れない。それは、内閣が官僚組織を上手に使う力を持っていないからだ」と、官僚任せで、自主性を発揮できない麻生内閣を批判し、政権担当能力のなさを指摘した。
そして、岡田幹事長が演説に立ち、この４年間自民党を見てきて落ちも落ちたりという印象だと述べたうえで、「小泉さんの後、毎年総理大臣が理由もなく変わる。この日本国民の一人ひとりの命と生活に責任を持つのが総理大臣だ。しかし、その自覚もない人が総理大臣を繰り返しつとめてきた」と話し、これは本当に怖いことだとの見方を示し。政治が良くなるわけがないと断じた。
さらに岡田幹事長は、どんな民主主義国家でも、うまくいかなければ変わる。当たり前の民主主義を実現するのが次の総選挙。多くの方が不安をお持ちだと思う。子や孫の世代にいい日本にしてバトンタッチしたいと思うなら、新しい政治を皆さんと一緒に始めよう」と語りかけ、政権を任せられて大丈夫なほど民主党は準備ができているとも話し、今度の選挙で民主党に力を貸してほしいとさらなる支持を求めた。
|
