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2009/06/28
今こそ「国民感覚の政治、生活者視点の政治」へ大転換を 鳩山代表、中根・愛知12区総支部長
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 鳩山由紀夫代表は28日午前、愛知県岡崎市を訪れ、中根やすひろ・愛知県第12区総支部長とともに街頭演説を行い、今こそ「国民感覚の政治、生活者視点の政治」へ大転換をと訴えた。

 マイクを握った中根総支部長は、安倍、福田、麻生内閣と3代続いて、無責任な国民不在の政権たらいまわしが起こった結果、政治が国民目線・生活感覚からかけ離れてしまい、身動きが取れない閉塞状況に陥ってしまっていると問題提起した。

 そのうえで中根総支部長は「だからこそしがらみのない民主党に、日本の政治の立て直しをまかせてほしい」と力説。「生活感覚での日本のやり直しを担わせてほしい」と重ねて訴え、利権の構造がわかっていながらもしたらみのために身動きがとれない自民党とは違い、民主党こそが政治のたて直しを行っていくことができると表明した。

 自公政治を見たとき「どうしても見過ごせないことがある」とも中根総支部長は指摘し、今国会における補正予算について取り上げた。15兆円のうち11兆円は赤字国債で賄われることを明かし、「すでに800兆円とも900兆円ともいわれる莫大な財政赤字が積み上げられているとされるなか、もうこれ以上、無責任な政治が続くことによって、子ども世代、将来世代につけをまわすようなやり方は許されない」と自公政治を批判すると、「そうだ」「そうだ」と同調する聴衆の声が続いた。

 「ムダ遣いの削減を行っていくことから始め、多くを見直していく」と中根総支部長は表明。見直しでは議員特権も例外ではないとしたうえで、ひも付き補助金、天下り先への予算、特別会計、議員定数などを列挙。「ムダ遣いの見直し・削減はまずはここから」と重ねて述べ、その見直しが完了するまでは消費税増税は行わないのが民主党の考え方であることを改めて説明した。

 続いて、愛知県連の選対本部長をつとめる大塚耕平議員もマイクを握り、「現在の政権は経済が良くなれば個人の生活も良くなると主張したが、経済もぼろぼろにし、生活もぼろぼろにした」と断じ、「私たち民主党はこれを逆転させる」と表明。国民の皆さん一人ひとりの生活を良くしていくことから始め、それによって日本の景気も良くなると訴え、「みなさんこれでいきましょう」と呼びかけると、聴衆からは賛同の拍手がおこった。

 大塚議員はまた、有権者の一票によって政府を選ぶという経験はこれまでの日本においては一度もなされてこなかったと指摘。「国民の皆さんの意思で経済も良くなるしくみに日本の政治を変えていく。日本の2000年の歴史のなかではじめて、有権者の皆さんの一票で政権交代をさせていただきたい」と述べ、その実現を呼びかけた。

 鳩山代表は「大企業だけが栄える日本であってはならない。中小零細企業の方々こそ、この日本を守ってこられた」と指摘。麻生首相の政治姿勢には、大きいものが良くて、中小零細企業はどうでもいい、そんな発想が見え隠れしているが、「私たちはそれをひっくりかえしたい」と表明。「ひとりの方も粗末にしない政治をみなさんといっしょにつくろうではないか」と訴えると、「そうだ」の声と大きな拍手が続いた。

 鳩山代表はまた、中根総支部長のことを「やさしい人物である」として、幼稚園の経営者として、園児はもちろんのこと、保護者や地域の皆さんに温かい心配りをしてきた人物だと評した。そのうえで、「やさしさと強さ、すべての命を守ろうとする政治は中根くんならばできる」として、民主党への支持を求めた。

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