鳩山由紀夫代表は28日夕、愛知県一宮市で杉本かずみ・同県第10区総支部長とともに街頭演説を開催。ショッピングセンターの駐車場に集まった約700人の聴衆に「国民の皆さんを大事にする政治」の実現を誓った。
杉本総支部長は「時代は変革のときを迎えている」と指摘。鳩山代表が常々訴えている友愛の理念を取り上げ、国民お一人おひとりを大事にする政策をつくっていくとして、「民主党をそんな目標をもつ」政党だと語った。
「人」という文字は、人と人が支えあうことを象形することで文字ができあがっているという話も紹介し、その「人」上を横線で防いで閉鎖し、同時に下からつきあげを行っていることで出来上がるのが「不」という文字だとして、不正に繋がる事例が世の中が現在はびこっているとも指摘。
「市民一人ひとりがきれいな日本に変えていく役割をになっている」と述べ、世の中を変えていくために民主党に力を貸してほしいと訴えた。
鳩山代表は杉本総支部長を世界を視野に入れたグローバルな問題提起ができ、緻密な頭脳の持ち主だと紹介。と同時に現代に求められる「心が分かり合える政治家」だと述べ、「国民お一人おひとりを大事にする、これが政治家の原点であり、民主主義の基本。それができる人物でもある」と評した。
小泉改革以来、弱肉強食の社会が展開されるなかで格差が拡大してしまったことも鳩山代表は問題視し、野党の力不足もあって自民党内の総理の首のすげ替えだけが繰り返される政治が続くなかで、官僚任せの政治の限界がますます顕著になってきたとの見方を示した。
「国民の皆さんを大事にする政治。それを実現するために政権交代が不可欠」としてその実現のために民主党に力を結集してほしいと呼びかけると、賛同の歓声と拍手が会場を包んだ。
なお、街頭演説には愛知県連の選対委員長の大塚耕平参議院議員、同県選出の佐藤泰介参議院議員も参加した。
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