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2000/03/15
“自民党の首相隠し”で3回目の党首討論開かれず
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 毎週水曜日に開くことになっている党首討論が、今週15日も開かれなかった。党首討論は通常国会が始まってから、まだ2回しか開かれていない。

 民主党の鳩山代表は15日、党本部で定例会見を開き、本来、開かれるはずだった党首討論について、「準備を整えていたが、自民党の小渕首相隠しという戦術で急きょ中止になった。憤りを抑えることができない」と厳しい口調で批判した。

 鳩山代表は「“運が悪かった”発言など、首相が国民の前で話すことに危機を感じた自民党が、首相の国会出席を極力減らす戦略をとっている」と指摘し、「世界中のどこに、国のトップリーダーが国民の前にできるだけ姿を表さない方が得策という国があるだろうか。あれば、その国民こそ運が悪い。首相の説明責任放棄はきわめて大きな問題だ」と述べた。

 党首討論は1月18日の与野党申し合わせで、「総理大臣と野党党首の直接対面討論を毎週1回40分間、水曜日午後3時より行う」となっている。しかし与党は、但し書きに「本会議や予算委員会などに総理が出席する週には開催しない」とあることを理由に、「17日に参院予算委で総括質疑が行われる見込み。総括質疑には首相が出席する。従って15日は開けない」の一点張り。これに対し、民主党など野党は「参院予算委は15〜16日の委嘱審査が決まっているだけで、17日は未確定」として、党首討論を開くよう主張した。

 鳩山代表も会見でこの点に言及し「まだ決まってもいない未来の話を前提に、党首討論に出席できないとは主客転倒。信じられない」と指摘した。

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