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2009/07/04
政権交代で政治主導の政治を実現し、ふるさとを元気に 岡田幹事長、今井・岐阜4区総支部長
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 岡田克也幹事長は、岐阜県高山市内で開催された「明日の日本を語る会」に出席。今井まさと・岐阜県第4区総支部長とともに、会場に訪れた1000名近くの聴衆に対し、政権交代によって政治主導の政治を実現し、ふるさとを元気にさせていく考えを表明した。

 今井総支部長は、官僚のエリート意識、現場の声を聞こうとしない姿勢を目の当たりにしたことが政治家の道を志すきっかけになったと述べ、汚染米問題への農水省、消えた・宙に浮いた年金記録問題への社会保険庁の対応を例に、役所は決して自分達の間違いを認めようとしないと批判。間違いを犯してもその責任の所在が明らかにならない今の官僚主導の政治のあり方を問題視し、政治家主導の政治により選挙によってその責任を問うことができるよう、変えていくことが必要だと主張した。

 政治化主導の政治への転換は、「自民党はこれまでできなかったのだからこれまでもできない。だから我々民主党がやるしかない」と宣言。世襲政治の弊害も併せて指摘し、自民党の長期政権によるしがらみを打破するために戦っていると改めてその気概を示した。

 さらに、自らが生まれ育った地元、飛騨が衰退していくのを悲しく感じいていたと話し、雇用創出によりふるさと再生を目指すと表明。林業、農業を一体化させ環境立国を築き、飛騨を元気にさせたいと思いを語った。

 岡田幹事長は、相次ぎ政権を投げ出した歴代首相の自覚のなさを非難したうえで、それにも増してひどいのは、国民のためではなく、自分のためにこうした歴代首相を選出した自民党の議員だとして、「このような政治を変えることが政権交代」だとその必要性を訴えた。

 民主党が政権を獲ったらまず予算の配分を見直すと主張。厚生労働省の再編問題が浮上した際に示された「幼保一元化」を例に、各省庁間での権限の奪い合いを指摘。各省庁、さらにその後ろにいる族議員の力が首相よりもを強大なことが問題だとして、こうした長期政権のもとに生まれた権力構造、しがらみを断ち切ることが必要だと強調した。

 しがらみを断ち切ったうえで、その予算を子育て、教育、雇用といった人に対する投資や年金、医療、介護などの社会保障制度の見直し、農業の戸別所得補償制度をはじめとする第1次産業改革に充てていく考えを明示。富山から高山へ移動中に見た景色の素晴らしさにも触れながら、今井総支部長が述べた林業の建て直しにも言及、地方を元気にするためには分権型社会が必要だとも説いた。

 岡田幹事長は最後に「皆さん方一人ひとりが本気になって政治を変えていく決意をしたとき政治は変わる」と述べ、政治への参加を呼びかけた。

 講演後の質疑応答では、民主党が掲げる高速道路の無料化や、郵政民営化の見直しなどに話題が及び、岡田幹事長は丁寧に党の考え方を説明。聴衆の理解と信頼を得て、盛大な拍手に包まれるなか講演会は幕を閉じた。

 

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