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2009/07/12
【都議選】26歳の新人・栗下さんが自民都連幹事長を破り初当選
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 12日に投開票が行われた東京都議会議員選挙。注目の一人区のひとつ、千代田区選挙区で党公認の新人、栗下善行さん(26歳)が、7選を目指した現職の自民党都連幹事長を僅差で下して、初当選を果たした。

 テレビが伝える出口調査の結果はほぼ互角。千代田区岩本町の選挙事務所で、詰めかけた支援者とともに息詰まる開票状況を見守っていた栗下さんは、 21時58分頃、NHKが当選確実を伝えると同時に立ち上がり、拳を握りしめ、雄叫びをあげて、周りの人たちと抱き合って喜びを爆発させた。

 海江田万里・東京都第1区総支部長も駆けつけ、栗下さんとがっちり握手を交わして、万歳三唱を繰り返した。

 栗下さんはインタビューに答え「最高の気持ちです。これが現実なのかどう か、信じられない」と興奮を抑えられない様子。勝因については「総選挙目前 で注目度が高かったこともあるが、これまで6期続いた自民党現職からの変化 を求める区民の気持ちが表れた結果ではない か」と分析し、さらに「(26歳 という)若さには危うさもあるかもしれないが、期待も非常に大きかったと思う」と激戦を振り返った。今後の都議会議員の仕事としては、「まず、これまで何をしているのかわからない、都民にとって存在感のなかった都議会の仕事 を区民に伝える役割を果たしたい」「税金のムダづかいがどれくらい行われ て いるのかをはっきりさせ、都民に知ってもらいたい」と抱負を語った。

 海江田総支部長は「短くも長い戦いだった」と、選挙戦を一緒に支えたボラ ンティアの皆さんに感謝を述べ、「これからしっかり勉強しながら、この選挙の間に訴えたことを着実に実行してほしい。 都政を、これまでの現職都議とは違った形で、きちんと透明化して伝える仕事があるので、頑張ってください」と栗下さんを激励した。

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