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民主党は１４日午後、東京・有楽町マリオン前で緊急の街頭演説会を開催。１３日に衆議院、参議院へそれぞれ提出した内閣不信任決議案、麻生首相に対する問責決議案の趣旨を説明、「国民の生活が第一。」の政治の実現に向け、「決着の夏」を戦い抜いて政権交代を果たすことを誓った。
小沢鋭仁国民運動委員長はまず、東京都議会議員選挙における国民の皆さんの民主党への支援によって麻生首相の重い腰を上げさせ、解散を引き寄せることができたと謝意を述べた。そのうえで、「この夏を、歴史的を変える夏にしなければならない。鳩山代表を先頭に一丸となり戦っていく」と表明。「国民の生活が第一。」の政治を実現することが民主党の思いだとして、「２年前の参院選挙の『逆転の夏』に続き、『決着の夏』を戦い抜いていく。全国各地で戦いの狼煙を上げていく」と宣言し、衆院への内閣不信任決議案提出の責任者である山岡賢次国会対策委員長にマイクを渡した。
山岡国対委員長は、都議選での民主党への支持は裏を返せば麻生政権への不信任を国民の代表として都民の皆さんが意思表示したものだと指摘。不信任決議案提出の最大の理由は、その意思を受けたものだと説明した。第二に、景気対策と称してバラマキ政策を行うなか、国は多額の財政赤字を抱えているとして、この状況を改めなければならないと主張。「政権交代により皆さんの気持ちを国政の場で実現していきたい。皆さんの力で『政権交代の夏』にさせていただきたい」とさらなる支援を求めた。
続いて、参院への問責決議案提出の責任として簗瀬進参院国会対策委員会委員長は、このたびの都議選での民主党の大躍進や名古屋市長選をはじめとする首長選挙における党推薦候補の勝利は「政治を変えなければならない」という国民の思いの勝利だと分析。これまでの官僚や与党のための政治から国民のための政治へ変える、主権者としての復権であるとその意義を強調した。
また、２年前の参院選挙で訴えた政策について、参院では法案として可決するものの与党が３分の２を占める衆院では通らない現状を説明。「コンクリートより人の命を守れる政治を実現させるため全力で頑張る」と語った。
なお、街頭演説会では高山智司国民運動委員長代理が司会進行を務め、大島九州男、水岡俊一、加賀谷健、谷岡郁子、藤末健三各参院議員がマイクを握ったほか、姫井由美子、牧山ひろえ、大石正光、加藤敏幸、芝博一、藤本祐司、友近聡朗各参院議員も応援に駆けつけ、民主党への支援を呼びかけた。
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