2000年度政府予算が17日夜、自自公などの賛成多数により参院本会議で可決・成立した。民主党は反対した。この日の本会議や予算委員会には民主党・新緑風会から5人が立ち、反対討論や質疑などをおこなった。
峰崎直樹議員は参院本会議で反対討論に立ち、政府予算の問題として、(1)放漫財政の繰り返しで財政赤字が大幅に拡大し、財政危機を招来している(2)社会保障関連の抜本的改革が見送られ、その場しのぎの対応に終わっている(3)公共事業の見直しが一向に進んでいない(4)財政びん乱を招く公共事業等予備費が昨年に続き5000億円計上されている(5)補助金の見直しが不十分――の5点を列挙。
そのうえで「今や国民の政治不信は頂点に達している。その原因は理念なき連立を組んだ小渕内閣の政策運営が国民の目線と意識から大きく遊離し、国民不在の政治をおこなっているからだ」と指摘し、速やかに退陣し国民の審判を受けるよう主張した。
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