鳩山由紀夫代表は18日午後、香川県から移動し徳島県入り。同県板野郡内で行われた街頭演説で高井美穂衆院議員(徳島県第2区総支部長)とともに政権交代で「国民の生活が第一。」の政治を実現すると約束した。
高井議員は「政権交代を実現して税金のムダ使いをなくす」と表明。「長期政権は必ず腐敗する」の言葉どおり、この60年間、自民党政治は官僚と一部の業界が結託して権力を握り、税金を内輪で使い回してきたと批判、政権交代により公平公正に国民のために使える新しい政治体制をつくることが大切だとして政権交代の必要性を訴えた。
また、農林漁業の再生、中小企業支援に向けた民主党の政策に言及しながら、国民の皆さんの声を政治に反映し、夢と誇りをもてる徳島、日本にしていきたいと熱く語った。
鳩山代表は、高井議員は国会でも人気者であり、特に子育て、教育といった分野で活躍していると紹介、故郷の皆さんの気持ちを一番理解している地元の代表者としてより一層の支援を求めた。
そのうえで、小泉政権の規制改革路線で日本は弱肉強食の世の中になり、格差が拡大、国民の生活は厳しい負担を強いられていると指摘。後期高齢者医療制度、障害者自立支援法をはじめ「政治は社会的に弱い者の立場のためにある」という本来のあるべき姿が忘れ去られているとして、「一人の命も粗末にしない政治をつくり上げたい」と主張した。
現在、一日に1000人を超える人が自ら命を断つという痛ましい現状にも言及、ムダ遣いを根絶し国民が本当に必要としているところに予算を充てたいと述べ、政権を獲得したら社会保障費を拡充していく考えを示した。
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