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2009/07/22
国民新党の糸川正晃氏、民主党入り 鳩山代表、衆院福井2区公認証書手渡す
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 鳩山由紀夫代表は22日午後、前日の21日に国民新党を離党、本日民主党へ入党した糸川正晃氏に対する公認証書授与式を赤松広隆選挙対策委員長の司会進行のもと、国会内で行った。授与式は、4年間議員生活をともにした綿貫民輔国民新党代表も同席して見守るなか、これまでの経験を活かし、次期総選挙において小選挙区で勝利すると宣言した。

 挨拶に立った糸川氏は、「福井県第2区から民主党公認候補として立候補することになった」と表明。国民新党での4年間の議員生活では数多くの質問の機会を得るとともに、国会対策委員長の任を授かり貴重な経験をさせていただいたと感謝の言葉を述べた。そのうえで、「この経験をしっかりと民主党で発揮し、国民新党の掲げてきた政策もしっかりと実行させていきたい。そのために、両党の架け橋となるよう努力する」と強調、小選挙区勝利にかける決意を語った。

 綿貫国民新党代表は、「4年前の郵政選挙で自民党からは83人のチルドレンが生まれたが、国民新党では糸川氏ただ一人の綿貫チルドレンとして生まれた。一緒に政治行動をともにするなか、1年生議員でありながら国会対策委員長という重責を体を張って成し遂げてくれた」と糸川氏の働きぶりを高く評価。さらに、党を代表し、国民を代表し多くの質問に立ってきた「質問王」であるとも紹介、その功績を称えた。糸川氏の民主党への入党は、「育てたかわいい子を養子に出すような気持ち」だとして、育ての親となる鳩山代表はじめ民主党に対し「かわいがって育てていただきたい」と要望。綿貫国民新党代表自身も「今後とも糸川氏の大成のために支えていきたい」とエールを送った。

 鳩山代表は、糸川氏の民主党への入党を「心から感謝申し上げる」と述べるとともに、この間の手続きが極めて順調だったこと、さらには授与式にも立ち会ってくださった綿貫国民新党代表への謝意を表明。糸川氏については、このたびの通常国会では86回の質問に立ったとして「活躍ぶりに驚嘆する」と心からの敬意を表した。また、国会対策委員長としての糸川氏の優れた発想でリードしてくれたことにも言及し、民主党へ迎えることは何よりの喜びだと語った。そのうえで「綿貫代表にご恩返しするためにはまず、総選挙において小選挙区で当選することに尽きる」として、党を挙げて応援態勢をつくると明言、「今後の活躍を大いに期待する」とした。

 これで民主党の次期衆院選、小選挙区候補者擁立状況は、公認265名、推薦23名となった。

 現在調整中の選挙区について鳩山代表は、「できれば今週中に結論を出し、空白区を埋めていきたい。そのために全力を尽くす」と述べた。

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