菅直人代表代行は19日午後、福岡市内2カ所で行われた藤田一枝・福岡県第3区総支部長主催の街頭演説会で約1000人の聴衆を前にマイクを握った。
まず、西区の壱岐団地で藤田総支部長は、「選挙が先送りされ、政治の閉塞感がピークに達している。やっと解散が決まったと思ったら、政権・与党はごたごたしている。ことの良し悪しは国民が判断する。表紙を変えても何も変わらない」と、自分の選挙に有利なようにと総裁の顔を変えて戦おうと混乱した自民党の動きを牽制。「今度は間違いなく皆さんの選択で政治が変わるところまで来ている」との見方を示し、民主党への最後までの支援を求めた。
次にマイクを握った菅代表代行は「小泉郵政改革以降の4年間は何だったのか、自民党がゴタゴタしているのは、とにかく選挙の顔になるのは誰かということだけだ。国民のことは全く考えていない」と批判。
「税金の使い道を主権者である国民が決められない。我々はこういうやり方を変えていく」と菅代行は強調し、藤田総支部長のように、市民の目線で市民の感覚を持った人が政治を担っていく必要性を指摘し、民主党への支援を呼びかけた。
続いて訪れた早良区西新プラリバ前では身動きとれなくなるほど集まった聴衆を前に菅代表代行は藤田総支部長とともにマイクを握り、政権交代の流れを作り出すために、民主党への支援を求めた。
演説会終了後は、菅代表代行と藤田総支部長は聴衆の皆さんと次々に握手。2カ所の演説会はどちらも大きな盛り上がりを見せ、大きな変化を予感させるものとなった。
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