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2009/07/24
新党日本の代表・田中康夫氏 鳩山代表とともに兵庫県第8区出馬表明会見
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 鳩山由紀夫代表は24日午後、尼崎市内で行われた新党日本の代表、田中康夫氏の兵庫県第8区への出馬表明会見に出席。田中氏の決意に「大いに期待する」と述べ、民主党として田中氏を推薦、できる限りの支援、協力を行う方針を述べた。

 兵庫県第8区からの出馬を表明した田中氏はまず、母方の祖母が関西出身だと明かすとともに、阪神間における震災後の自身のボランティア活動経験に言及、「信念と行動力の有言実行者たれ」「積極的に社会にとって行動すべき」と目を開かせてくれた契機であったと話した。

 また、長野県知事として「脱ダム」を宣言、社会のあり方、税金の使い方や行政の仕組みを「量の充実から質の充実へ」「弱肉強食の社会から切磋琢磨の社会へ」との思いを込めたと述べ、「『この尼崎の力、皆さんと一緒に世の中を変えたい』と思ったきっかけはJR西日本の事故が起きたとき、地元の人々の行動、誰の指示を受けることなしに社会のために働こうとするその姿勢を目の当たりにしたからだと表明。紡績を主体としたものづくりに携わる人々はアメリカンドリームならぬ「尼崎ドリーム」の期待を抱いて移り住んだ市井の人々が多いこの地域で、「日本の制度疲労を起こした仕組み、既得権益、国の在り方を改める改革をし、尼崎の地で日本の真の意味での開国を行わせていただく」と熱い決意を語った。

 鳩山代表は、田中氏の出馬に心から歓迎の意を表し、民主党としてできる限りの協力と支援を約束。また、長野県知事就任前からのプライベートのつきあいもあったと披露、参議院においては統一会派としてともに行動するなか「民主党はかくあるべきとの進言をしてもらっている」とも話し、強い信頼関係にあるとした。

 さらに、「長野県知事時代には既得権益という厚い壁と体を張って戦ってこられた」とその功績を評価し、「国政のなかでその経験を活かし、さらに大きな既得権益を壊すために活躍してほしいと思っている」と激励。今回、兵庫県第8区からの出馬に関しては、選挙区の相手候補が元国土交通省の大臣であると指摘、「脱ダム宣言」を掲げた田中氏にふさわしい「戦いがいのある選挙区を意識的に選ばれたと感じている。この挑戦に大いに期待する」とした。

 会見には兵庫県連代表の辻泰弘参院議員、同地区から出馬経験のある室井邦彦参院議員をはじめ、地元尼崎出身の作家、勝谷誠彦氏ら同志が集い、勝利に向けて結束を誓った。

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