小沢一郎代表代行は26日夜、山梨県大月市内で開催された山梨県第2区総支部長「坂口たけひろ総決起大会」に参加。輿石東代表代行(参議院議員会長)とともに坂口総支部長を激励、政権交代を期待し集まった聴衆に対し、政権交代の必要性を訴えた。
輿石代表代行は、「山梨2区から日本の歴史が変わる。政権交代を実現する」と宣言。総選挙を前に鳥肌の立つ思いだと述べ、「命を懸け、先頭に立って戦う責任がある」と強い覚悟を語った。
議員になって以来一貫して、「子どもたちに夢を、若者に希望を、お年寄りに安心を」と訴え続けてきたとして、今こそ「国民の生活が第一。」の政治を実現するときだと主張。「全力を尽くし戦うことを誓う」と表明した。
小沢代表代行は、参議院選挙で勝利したことで国民不在の政治・行政の実態が明らかになってきたとその意義を述べたうえで、「官僚主導の自公政治をストップし、国民主導の政治を現実のものにするためには政権交代しかない」とその必要性を強調。「本来、民主主義は国民の皆さんの一票一票で政治を変えることができる。このような政治を許してきたのは国民の責任でもある」と指摘し、「今の政権がだめなら皆さん自身の手で変えるしかない。政権交代によって民主主義を定着させよう。8月30日はその歴史的な日」と政治への参加を呼びかけた。
小沢代表代行はまた、今の政治、政府・与党の政治家は自分達の保身ばかり考えていると批判。「今の政治家に欠けているのは、国民のために少しでも役に立ちたい、頑張りたいと誠意を持って行動する人間」の資質だとして、その熱い思いを体のなか、心のなかにいっぱい持っているのが坂口総支部長だと紹介し、国民主導の政治実現のために必要な人物だと説いた。
坂口総支部長は、同日も地元の夏祭りに参加、400〜500人と握手、多くのおじいさんやおばあさんから「頑張れ」「何とか変えてくれ」と言った激励を受けたと話し、そういうお年寄りの方を切り捨てていく政策が「後期高齢者医療制度」だと指摘。今もなお祭りや自治会を支えてくれていると同時に、私たちが裕福に暮らせるのは先輩方の努力のおかげだと感謝の意を示し、そのお年寄りたちを虐げる政策をつくった官僚主導の政治を強く批判、「官僚主導の政治をやっつけること、それが僕の政権交代」だと主張した。
「こんなふざけた話はない」と怒りをあらわにした坂口総支部長は、「お年寄り、子ども達の笑顔があふれる地元にしたい」と力説。「希望があってわくわくして働く世代も頑張れる政治の実現のため、中央と地元の架け橋になる」と決意を表し、さらなる支援を訴えた。
大会では、山梨県連総合選対本部長の米長晴信参院議員も挨拶。全国でも注目選挙区である2区で勝つことが政権交代につながると指摘、勝利に向けて全力で戦うと語った。
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