鳩山由紀夫代表は1日午後、平智之・京都府第1区総支部長、福山哲郎政策調査会長代理(参議院議員)、松井孝治参議院議員と、京都市中京区の「京都国際マンガミュージアム」を視察した。
この施設は、京都精華大学によるマンガ文化の教育・研究のため蓄積されてきた貴重な資料をもとに、京都市との協力のうえ、元龍池小学校の跡地を利用して建てられたもの。地域の皆さんも参加し、各種の文化活動が行われている。
代表は、地域の皆さんや海外の方も含めた観光客、そして大勢の子どもたちが、芝生で憩いのひとときを過ごしたり、思い思いの場所で所蔵されているマンガを読んだりする様子を眺め、この土地にかつて建てられていた「龍池小学校」の歴史についても説明を受けた。ちょうど上演されていた紙芝居にも聞き入り、聴衆の方々と交流した。
視察後に鳩山代表は「こういう所に愛情があるんだな、人の心が結ばれると、こういう素晴らしいマンガミュージアムができるのだなと、初めて拝見して感動している」と述べた。
鳩山代表はこれらの共同・協力の取り組みについて「市民が手作りで、愛を集めて、マンガミュージアムを作った。手作りだから、お金もかからないし、マンガを愛好する方々に非常に喜ばれる施設になっている」と指摘。
麻生首相がこの存在を知っていたら、「アニメの殿堂」を117億円の予算をかけて建設する発想は出てこなかっただろうと述べ、市民の皆さんの力を借りることで、低コストで運営しつつ、海外からも学びにくるほどのはるかに素晴らしい施設ができるとした。
「皆さんの心を集めて新しい文化を作り上げていくことに、私たちはもっともっと力を入れていかないといけない」として、補助金を出すからありがたく思うようにというような今までの発想を転換する必要性に言及。
市民の皆さんの声を結集して、こうした素晴らしい施設が作られ、運営されていることについて、「これからの生きざまを教えていただいた気がする」と、地域主権でどうなるかを示す例の一つとして、この取り組みへ深い感銘を受けたことを語った。
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