国会では参議院選挙制度をめぐって、野党側が一切審議に応じていないが、三宅島噴火、東海地方水害、鳥取県西部地震など災害が頻発しているため、災害対策に関係した委員会だけは例外的に審議を行っている。
12日に開かれた衆議院の災害対策特別委員会で、鳥取県西部地震による被害と対策状況について政府側からの説明が行われ、これに対して地元鳥取県の山内功衆院議員が質問にたった。
山内議員は境港市の港湾の復旧状況をただし、漁業者への緊急融資の必要性や、大山など周辺観光地への風評被害への振興策などを訴えた。
さらに、被災者生活再建支援法の所得制限や限度額の見直しや、用途制限についてもただしたが、扇国土庁長官は「政府としてはできるだけのことはしたい」などと抽象的に答えるにとどまった。
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