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2009/08/09
「杉並から政権交代!」を 菅代表代行が東京杉並区阿佐ヶ谷駅前で訴え
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 菅直人代表代行は9日夕、東京都阿佐ヶ谷駅前で開催された演説会に参加し、次期衆院選挙で民主・国民新両党が推薦、社民党公認の保坂のぶと前衆院議員とともに政権交代の必要性を訴えた。

 保坂前衆院議員ははじめに、50年以上続いてきた自民党中心の政権では、政官業の癒着がひどくなっているとして、官僚主導の政治により有権者の声が届かないこと、国民にとって必要な情報が公開されないことなどその弊害を指摘。自社さ政権当時、菅代表代行が厚生大臣を務め、それまでないとされていた薬害エイズ問題に関する資料の存在が明らかになったことにも言及し、政権交代が実現すれば役人の情報隠しと闘うと表明した。

 また、1円単位まで税金がどのように使われているのかを明らかにしていくと主張、「杉並から政権交代!」を訴え、「天下り官僚」の政権から、国民主権の政治に変えると誓った。

 菅代表代行は、「何故、政権交代が必要か」と切り出し、英国では30年前、経済が落ち込んでいたときにサッチャー元首相が財政再建政策を打ち出し評価されたが、経済が健全化しこれ以上政策を進めたら社会保障がボロボロになるというときにはブレア首相が誕生、政権交代によって思い切って政策転換したと説明。

 米国においてもブッシュ大統領からオバマ大統領へ、政権交代によって政治を大きく転換させているとして、4年前の自民党のマニフェストが何ひとつ実現されていないのが明らかになった今、小泉元首相の政策を思い切って転換する必要があると主張、「小泉元首相に育てられた自民党議員、自民党のなかでは思い切った改革ができない。いよいよ日本もまともな民主主義に変わるチャンスがきた」と述べ、政権交代によって政治を転換しようと呼びかけた。

 さらに、税金のムダ遣いを削ろうとすれば非難され、ゼネコンや天下りにお金を使った方が評価される現在の官僚の体質を問題視。政権交代でこうした体質を改めると力説した。

 街頭演説後、菅代表代行と保坂前衆院議員は七夕まつり最終日でにぎわう商店街を歩き、握手をしたり写真を撮ったりと地元の皆さんと交流。ともに政治を変えようと理解を求めた。

 

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