小沢一郎代表代行は10日午後、岡山市内で記者会見を開き、次期衆議院総選挙で岡山県第3区から、弁護士の西村けいと氏(33歳)を擁立すると発表した。
小沢代表代行は冒頭、昨日からの豪雨で亡くなられた方にお悔やみを、被害に遭われた方にお見舞いの言葉を送り、一日も早い復旧を願うと述べた。
続いて、西村さん擁立の経緯を聞かれ、今度の選挙は、日本の歴史に残る大事な選挙だと前置きし、「何としても自公政治から、国民の側に立った国民のための政権を作らなくてはいけない。そういう思いでこの選挙に臨んできたが、平沼氏がその行動に踏み切ることは困難だと判断し、直前ではあるが公認候補の擁立の決断をした」と答えた。
西村さんをどう見ているのかとの問いに小沢代表代行は、「充分な資質を持っている。短期間ではあるが、知名度を上げる為に(20日間で)50回の辻立ちなど、しっかりと頑張って欲しい」と感想を述べると共に激励をした。
西村さんは立候補を決めた理由を、「弁護士として個別的問題を解決してきたが、現在の社会状況において、個別的問題を解決するだけでは根本的な解決にはならないと思い決断した」と述べた。
また、激戦区とされる岡山3区については、「自分の政治信念と、民主党の政策を信じ、若さと情熱と弁護士としての能力で活動していく」と答えた。
西村けいとさんは東京大学法学部を卒業後、2007年に弁護士登録。その後、気候ネットワーク情報公開訴訟、沖縄返還密約情報公開訴訟などに精力的に取り組んできた。
なお、会見には、津村啓介岡山県連代表(前衆院議員)、二宮卓志連合岡山会長も同席した。
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