民主党の鳩山代表、共産党の不破委員長、社民党の土井党首、自由党の藤井幹事長は、参院での委員会強行採決を受けて、午後5時30分から東京・新宿駅南口で共同の街頭演説を行った。
立ち止まる多くの人たちを前に、マイクを握った鳩山代表は、「国会は死んだ。まさに問答無用、切り捨てごめんの政治が行われている。審議拒否を望んでやっているわけではない。普通の法案であれば大いに議論し、最後は多数で決められても仕方がない。ただ選挙制度は違う。皆さんの民主主義を決める選挙制度は、いうまでもなく選ぶ側が決めるのが民主主義だ。それをあなたたちが参加する機会もなく、選ばれる側の論理で、しかも野党の声は一切無視をして、『このままでは来年の参院選で自公保政権は危うくなる』と、選挙制度を変えるという党利党略、私利私欲で政治を我が物顔で独占している。ユーゴのミロシェビッチ前大統領がしていたことと全く同じだ。民主主義を冒涜し、自分たちが勝てばよいと言う論理で選挙制度を曲げてしまえば、独裁政治そのものだ」と述べた。
多くの参議院議員が街頭宣伝に参加し、自ら道行く人にチラシを配って、野党の主張に理解を求めた。
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